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涙のあとは乾く [活字中毒のトモ]


涙のあとは乾く

涙のあとは乾く

  • 作者: キャサリン.ジェーン・フィッシャー
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/05/27
  • メディア: 単行本


最近読んだ数冊の本によると、犯罪を犯す人はどうも
自分の都合ばかりを優先して、被害を受ける相手のことは考えていないようだ
ということが分かりました。
そういえば、ウチに被害者の気持ちをつづった本があったな・・・と気づいて
こちらを読みました。
Amazon の購入履歴を見ると、ちょうど 1 年前くらいに購入していたようなのですが
被害者の気持ちに寄り添うと、悲しい気持ちになってしまうのは分かっていたので
読むのをためらっていたのです。

読んでみると、予想通り悲しい気持ちになりました。
犯人は罪を犯した後も拘束されず、公判中でもアメリカに帰国できるのに
どうして被害者だけが、怪我を負った体で長時間の取り調べに耐え、
プライバシーを侵害され、
10 年以上もお金と時間をかけて裁判に訴えなければならないのですかね?
何かおかしくないですか?

本書の著者キャサリン・ジェーン・フィッシャーさんは、
2002 年に被害に遭われてから 15 年経った今も、こうして本を出版したり
実名と顔を出してインタビューに答えたりして、
世の中を変えていこうと戦っていらっしゃいます。
実に粘り強くて、心も本当に強い。

それにひきかえ、レイプ犯のブローク・ディーンズは、
キャサリンさんが警察に通報して、警官と一緒に現場に戻って犯人を捜した時に
まだ現場にいたそうです。
理由は帰営時間を過ぎて、基地に入るには許可が必要になったから。
どこまでアホなんだろうと思いました。
レイプなんか犯したら、普通捕まると思わないんですかね?
悪いことをしたから、逃げようと思いません?
それもしないということは、全く悪いと思っていないということですよね。
どうしてこうなってしまうのか・・・本当に分からないです。
さらに彼は、アメリカに帰ってからも、別の罪を犯して逮捕されています。
交際していた女性にも暴力をふるっていたようです。
もう更生の余地はないと思いました。どうしてこんな人になっちゃったんだろう。


涙のあとは乾く

涙のあとは乾く

  • 作者: キャサリン.ジェーン・フィッシャー
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/05/27
  • メディア: 単行本



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男が痴漢になる理由 [活字中毒のトモ]


男が痴漢になる理由

男が痴漢になる理由

  • 作者: 斉藤章佳
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2017/08/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


zu2 さんの つぶやき をみかけて、興味を持ったので読んでみました。
なんというか・・・いろいろと考えさせられる本でした。

この本の著者は、斉藤 章佳さんという精神保健福祉士・社会福祉士の方で
主にアルコールやギャンブルなど各種依存症に陥った人が、その状態から抜け出し
健やかな人生を取り戻すための治療を行っていらっしゃいます。
性暴力をふるった人たちも、その治療の対象となり、
その中に痴漢の罪を犯した人も含まれるとのことです。
斉藤さんは、今から 12 年前に、日本初の「痴漢再犯防止プログラム」を立ち上げ
加害者と向き合って、2 度と罪を犯さない方向へ導こうと努力していらっしゃいます。

本書が明らかにしたところによると、
痴漢のリアルな実態は「四大卒で会社勤めをする、働き盛りの既婚男性」だそうです。
つまり普通の男性ですね。それが何らかのきっかけで痴漢行為をして
偶然それが成功してしまったことから、繰り返し行うようになっていくようです。
ですが痴漢をしない人は、満員電車で偶然他人のお尻に手が当たったからといって
以後痴漢行為に目覚めるということにはならないので、
目覚めてしまう人の方が明らかにヘンなのですが、
なんというか「そんなことで?」みたいなきっかけで、いとも簡単に痴漢行為に目覚めて
繰り返し行うようになってしまうようです。
そこには被害に遭う人の気持ちを考える余地はなく、ただ自分の欲求を満たしたり
ストレスを軽減させるために、他人に苦痛を負わせています。
なんで自分が会社で嫌なことがあったからといって、痴漢をしていいことになるのか
全く意味が分かりません。でもそういう思考だそうです。
しかも逮捕されて失ったものが「生きがい」って・・・ありえないです。
どこまで他人を馬鹿にしたら気が済むんでしょうか。
加害者は一度でもいいので、被害者と同じ目に遭ってみるといいと思います。

犯罪というのは、被害者の立場を思いやる気持ちや想像力が欠如しているからこそ
起こるのだということが、よく分かった 1 冊でした。
となると、犯罪をなくすためにはどうすればいいのか・・・人の性格ってそうそう変わりません。
やっぱり「三つ子の魂百まで」ってことで、小さなうちから刷り込みを行うのが大事なのかも。



男が痴漢になる理由

男が痴漢になる理由

  • 作者: 斉藤章佳
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2017/08/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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2018長谷川慶太郎の大局を読む [活字中毒のトモ]


2018長谷川慶太郎の大局を読む

2018長谷川慶太郎の大局を読む

  • 作者: 長谷川 慶太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2017/10/12
  • メディア: 単行本


空港でちょっと時間があったので、書店をのぞいたら、この本が平積みされていました。
見つけてしまったら、読まねば・・・長谷川さん、今年で 90 歳。いつまで読めるか分かりませんし。

さて本書によると、トランプ大統領は任期を全うできずに辞任に追い込まれる可能性があり
イギリスは EU 離脱によってジリ貧の将来が確定し
中国では習近平国家主席がますます独裁体制を確立させるそうです。
細かいところは本書でじっくりお読みください。

前回長谷川さんの「大局を読む」を読んだのは 2014 年版でした(その当時の感想は こちら
あれから 4 年も経っていますが、その間私は「大局を読む」を全く読んでいませんでした。
その間に、長谷川さんはトランプ大統領誕生を予測し、見事に予測通りになったそうです。
ですがここ数年予測し続けている中国崩壊は、まだもうちょっと先になりそうですね。

長谷川さんの著書を読むといつも思うのが、世界の相関図がきちんと頭に入っていて
ある国で起こった出来事が、別の国にどのように影響するのか正確に理解されていらっしゃるし
やっぱり長生きされていらっしゃるので、年の功というか、
「歴史は繰り返す」ということをよくご存じです。
トランプ大統領が誕生した時にエマニュエル・トッドさんはこの事実を
「みんなグローバル化に疲れている。これからは国という単位が重要な時代になることの現れ」
と評していらっしゃいましたが、長谷川さんはそういうきれいな言い方ではなくて
「トランプの掲げた政策を本当に全部実現させたら、それは昔のブロック経済と同じこと。
そのあとで恐慌が起こるよ」と指摘されていました。
そういや、そうでしたね。
歴史として学んでいる私は、どうしてもその「事実」を認識する能力に欠けています。
1927 年生まれの長谷川さんにとっては、恐慌や戦争は史実ではなく完全な「事実」で
「いつか来た道」を身体で知っているのです。
その点だけでも、長谷川さんの評論を読むのは価値があると思いました。
なんというか・・・達者な爺さんの昔話を聞いている気分。

あと先月の総選挙については、なぜあの時期に開催されたのか
私は全く理解していなかったのですが、この本を読んでようやく納得しました。
無駄にあの時期を選んで総選挙をやっていたわけではなかったんですね。
2020 年に改憲を実行するためには、
今選挙をして任期を伸ばしておかなくてはいけなかったと。

中国に関する章は、共産党大会が始まる前に書かれていましたが
終わった今読んでみると、当たらずと言えども遠からずな内容になっていました。
常務委員のメンバーはほぼ当てています。
ただ、新聞記事や Web サイトをいくつか読んでみたのですが
肝心の共産党大会の内容が、よく分かりませんでした。
習近平の権力が一層強くなったのは分かったのですが、他はさっぱり。
この辺りは、長谷川さんの本が悪いわけではないので
別のソースを使って、もう少し学習する必要がありそうです。


2018長谷川慶太郎の大局を読む

2018長谷川慶太郎の大局を読む

  • 作者: 長谷川 慶太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2017/10/12
  • メディア: 単行本



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スズメ――つかず・はなれず・二千年 [活字中毒のトモ]


スズメ――つかず・はなれず・二千年 (岩波科学ライブラリー〈生きもの〉)

スズメ――つかず・はなれず・二千年 (岩波科学ライブラリー〈生きもの〉)

  • 作者: 三上 修
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2013/10/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


以前 カラスの本 を何冊か読んでいた時に、スズメも買ったらしいです。
そして、買ったことで満足して、寝かせていたらしいです。

岩波科学ライブラリーのうちの 1 冊で、118 ページなので気楽に読めます。
写真や絵も多く掲載されていて、見ると和みます。
著者は、鳥の行動や生態についての研究を専門とされていらっしゃる三上 修先生。
北海道教育大学の准教授だそうです。

スズメは身近な鳥ですが、身近すぎてあまり気にならない存在というか
(少なくとも私にとっては)いて当たり前な存在でした。
ですが、スズメは最近数が減っているそうです。
しかも昔と比べると半減してしまったとか。激減ですね。
巣をつくるのが難しくなったから、とか、繁殖が難しくなったから、とか
餌を取りにくくなったから、とか仮説はいくつかあるようですが、
完全に特定するのは難しいとのことです。

他にも、人の近くで生息する習性のある生き物であるとか、
100 個の卵のうち 6 年目まで生き残れるのは 1 羽とか
今まで知らなかったスズメの素顔を見ることができます。

沖縄ではスズメよりイソヒヨドリの印象が強いな・・・と思ったのですが
沖縄のうわさ話に こんなトピック が出ていました。
地域によって、スズメが多いところと少ないところがあるようです。
またおそらく、多いところでも、昔と比べたら数が減っていると思われます。
台湾から持ちこまれたシロガシラが原因かも?という意見もありました。
これを読んだだけでも、要因を特定するのは難しいというのが、よく分かりました。

個人的には、スズメは私のインコを救ってくれた恩人(人じゃありませんが)
ということもあり、好きなので、カラスよりほのぼのした気持ちで本を読むことができました。
昔、私の飼っていた手乗りインコが、ある日窓から飛び立ってしまって
あちこち探しまわった結果、スズメと一緒に近くの軒先にいるのを見つけたのです。
近くにスズメがいてくれたからこそ、遠くに行かずにスズメと群れてくれて
大きな声で鳴いていたので、なんとか見つけて保護することができました。
種類の違う鳥を、よく仲間に入れてくれたものだと思います。


スズメ――つかず・はなれず・二千年 (岩波科学ライブラリー〈生きもの〉)

スズメ――つかず・はなれず・二千年 (岩波科学ライブラリー〈生きもの〉)

  • 作者: 三上 修
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2013/10/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



タグ:スズメ
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85歳のチアリーダー [活字中毒のトモ]


85歳のチアリーダー

85歳のチアリーダー

  • 作者: 滝野 文恵
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2017/07/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


某日、新聞のコラムでこの本が紹介されていて、
面白そうだと思って Amazon で探してみたところ、
単行本は 1~2 カ月経たないと発送してくれない、と表示されていました。
大変人気の本のようです。1~2 カ月は待てないので Kindle にダウンロードしました。
電子書籍って、こういうとき本当に便利です。

この本を書かれた滝野 文恵さんは、チアダンスチーム「ジャパンポンポン」の会長を務めていらっしゃいます。
このチアダンスチーム、なんとメンバーの平均年齢が 71 歳。
滝野さんご自身は今年で 85 歳だそうです。
そう、ただのチアダンスチームではなくて、シニアのチアダンスチームなのです。
滝野さんが 63 歳の時に立ち上げたのだとか。
それから 20 年以上、元気に活動中だそうです。


これは昨年の 3 月に、USANationals-2016 にゲスト出演されたときの映像だそうです。
めっちゃ踊ってます。ちゃんと揃ってます。

また滝野さんがストレッチしている写真が本に載っていましたが
身体がものすごく柔らかい!私の 3 倍以上は柔らかいと思います。
きっとこの柔らかさが元気の秘訣なんだと思います。
絶対、死後硬直は、まだ全然先の話でしょう。

滝野さんは 1932 年生まれということで、人生を語り始めると戦中の記憶もしっかりあって
人より本当に多くのことを経験されていらっしゃいます。
またご家庭が割と裕福だったというか、お父様がもともとシンガポールで働いていた実業家で
海外へ行くことに抵抗のない環境だったようです。娘である滝野さんにも、
大学卒業後にアメリカ留学させてくれたお父様。その当時の普通の家庭の父親のイメージとは
ずいぶん違う方だったようです。
こういうお話を読むと、親の考えが子供に与える影響が計り知れないということがよく分かります。
今 85 歳の女性で、アメリカに留学経験のある人って、どれくらいいらっしゃるんでしょう。
私の年代ですら、女性がきちんと仕事をしだしたのってつい最近だと思うので
85 歳の女性たちの中で「これからは女も自立しなくては」と言って留学に行かせてくれる
お父様をお持ちの滝野さんは、ものすごく稀な存在で、ラッキーな方だと思います。

ラッキーな方だな、とは思いましたが、彼女の人生は決して順風満帆な時ばかりではなく
結婚生活も大変だったようですし、お母様との関係はお父様とのそれほどは良くなかった様子。
だけど、興味を持ったことはとりあえず実行してみる、という姿勢が一貫しています。
1 度やってみて、ダメだったら深追いしないであきらめるんだそうです。
これを読んで「あ、それでいいんだ」とものすごく納得しました。
物事を始める時に、うまくいくかどうかなんて、考えなくていい、と背中を押された気がして
とても安心しました。

気楽に読めて、元気が湧く本です。
気分が沈んでいる人にお薦めです。


85歳のチアリーダー

85歳のチアリーダー

  • 作者: 滝野 文恵
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2017/07/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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組長の妻、はじめます。: 女ギャング亜弓姐さんの超ワル人生懺悔録 [活字中毒のトモ]


組長の妻、はじめます。: 女ギャング亜弓姐さんの超ワル人生懺悔録

組長の妻、はじめます。: 女ギャング亜弓姐さんの超ワル人生懺悔録

  • 作者: 廣末 登
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/09/15
  • メディア: 単行本


東洋経済 ONLINE の こちらの記事 を読んで、なんだかおもしろそうだと思い、購入しました。
ですが、読み進めるうちに、何か違和感を覚えました。
これ、そんなにいい話か?どうやら私は記事という名の宣伝に騙されたようです。

この本を書いたのは、廣末 登さん。犯罪社会学を専門とし、
青少年の健全な社会化をサポートする家族社会や地域社会の整備を中心テーマとして扱う、
大学非常勤講師だそうです。
大学の博士論文を書いている頃から、ヤクザの調査を始めて
人づてに色々なヤクザを紹介されていくうちに、
当時ヤクザをやめて堅気の仕事をしていた、元組長という男性を紹介されました。
それがこの本の主人公、朴 亜弓さん(仮名)のご主人だったそうです。

この本には、亜弓姐さんの半生がつづられていますが
なんというか、悪いことをする人は、そのことをあんまり悪いことだと思っていないことと
事実をどうやって捻じ曲げて正当性を保とうかを常に考えていることが
よく分かった本でした。
この本を読んでいる間の大半は、亜弓姐さんは自分の持っているシャブを
どうしたら警察に見つからずにうまく隠せるかとか、
どうしたら数分のうちに車を盗んで逃げおおせられるかとか
そんなことばっかり考えています。考えるとこ、そこ?人生疲れないかね?
それに、どの事件についても、非常に淡々と語られているのが印象的です。
大げさに語ればいいのかっていうと、そうではないと思いますが
ここまで悪いことをしている事実を、本にして、何が楽しいんだ?

あと、生まれた家によって、その後の人生って決まってしまうものだな
というのが、強く記憶に残る本でした。
亜弓姐さんの場合、父もヤクザ、大伯父もヤクザ。
従妹からもらうお下がりの制服がスケバン風・・・って、どんな家庭やねん。
それが「普通」になってしまう暮らしは想像がつかないというか
もし親を選べるのだったら、こんな両親のところに産まれようとはまず思わない環境です。

そんなわけで、最終的には姐さんは旦那さんのおかげで昔の仲間とも手を切って、
シャブもやめられたようなのですが、最後は更生してめでたしめでたし…とは思えない本です。


組長の妻、はじめます。: 女ギャング亜弓姐さんの超ワル人生懺悔録

組長の妻、はじめます。: 女ギャング亜弓姐さんの超ワル人生懺悔録

  • 作者: 廣末 登
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/09/15
  • メディア: 単行本



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家族の悪知恵 (身もフタもないけど役に立つ49のヒント) [活字中毒のトモ]


家族の悪知恵 (身もフタもないけど役に立つ49のヒント)

家族の悪知恵 (身もフタもないけど役に立つ49のヒント)

  • 作者: 西原 理恵子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2014/05/20
  • メディア: 新書


宅建の勉強ばかりして、しばらく読書をしていなかったのですが
試験が終わったのでやっと読書を再開できました。
以前読んだ「生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント」の続編です。
「家族の悪知恵」というだけあって、家族についての悩み相談がまとめられています。

「娘が親離れして寂しい」という悩みには「犬か猫でも飼えば?」
「妻の浪費癖を何とかしたい」という相談に「サクッと損切り。できないなら経済封鎖」
しごくまっとうで、明快な解決策が提示されています。

生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント」の感想にも書きましたが
こうやってまとめて読むと、人の悩みって本当にあほらしいというか
悩んでいないで、とっとと行動すれば解決することばかりだと思います。
でも、悩むんですよね。私も同じです。
悩んでいても、何の解決にもならないのに、何で悩むんだろう?
心の準備運動みたいなもの?
もしくは、悩みながらも耐えていたら、状況の方が勝手に変わるってこともあるので
それを待っているとか?

巻末には特別企画と題して、母子座談会「西原家の悪知恵」が入っています。
ついに息子さんと娘さんが座談会に登場して、自分の思っていることを
(多少はリップサービスが入っているにしても)きちんと公の場に伝えるようになったようです。
この本が出版された当時(2014 年 5 月)、
息子さんは高校 2 年生でアメリカ留学を計画中。
娘さんは中学 2 年生で、反抗期一歩手前の頃。
一応座談会なので(つまりはお仕事)、2 人ともきちんとお母さんを立てたコメントをしています。
今の若い人たちってこういうのが上手で、すごいなと思います。
変な大人も、ちゃんと立ててくれる。
私はどちらかというと「大人なんだから、ちゃんと大人として振る舞え」
と思ってしまう方で、自分のことばかり語るじいさんとか絶対尊敬しないですし
立てようと思わないので、それをさらりとやってのける若い人たちは本当に偉い。
なんだろう、生まれたときから少子高齢化の世の中で、老人に囲まれて育ったから?


家族の悪知恵 (身もフタもないけど役に立つ49のヒント)

家族の悪知恵 (身もフタもないけど役に立つ49のヒント)

  • 作者: 西原 理恵子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2014/05/20
  • メディア: 新書



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ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト その他編 [宅地建物取引士]




高齢者向け賃貸マンションの契約にやってきたお爺さんを
宅建業者「株式会社 東木の隠れ里」の社員である萌花が事務所に案内したところ
そのお爺さんはただのお爺さんではなく、成金組の組長、成金 譲治でした。
成金は、マンションの契約に来たというのは見せかけで、
本当は彼の部下 2 名を連れ戻しに来たのです。
武道の達人、東木の四兄弟が追い返そうとしましたが、成金は意外に強くて
四兄弟を打ち負かし、せっかく堅気の人間に戻ろうとしていた部下 2 名を連れ帰ってしまいました。

古鉄も弱木も、せっかく堅気に戻ろうとしていたのに、残念でしたね。
地形とか建築物なんか見物していないで、とっとと逃げておけばよかったのに。
ただし、彼らが地形や建築物を見物してくれていなかったら
鉄筋コンクリート造の特長とか、はりの構造とかを学習できないのですが。

この「その他編」は、条文が非常に多く掲載されていて、読むのにかなり苦労しました。
また税の内容については、今までのようなストーリー性があまりなく
淡々と説明されている内容が多かったので、状況をイメージするのが難しかったです。
内容を理解しようと思ったら、回数を分けて少しずつ読むのが良いと思います。

試験前にこれらの本を偶然見つけて、過去問を解く暇を惜しんで
ラノベを読みまくっていた私は、バカなのか?
・・・という問いに答えが出るのは 3 週間以上先ということで、
あまり考えないことにして、他のことをしながら結果を待ちたいと思います。
何か別のことを勉強しようか・・・。





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ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 宅建業法2 [宅地建物取引士]




冒頭では、成金組の組長、成金 譲治が顧問弁護士の侠元 保志と会話しています。
東木の四兄弟に捕まった子分の古鉄と弱木をどうやって救い出そうか
(救い出すといっても、組長は極悪人なので、
部下の身を本気で心配しているわけではなさそうですが)
2 人を捕らえたまま返さない宅本 健太郎の真意を図ろうかと考えているうちに
侠元から奇妙な広告(案)を見せられます。
それは健太郎が作成して、胡桃や琴美に却下された
宅建業法の広告規制に抵触しまくりの誇大広告でした。

その他にも、健太郎たちが忙しく働くところに
「土地を売りたい」と言って訪れたおばあさん相手に専属専任媒介契約を結び
その土地を買いたいといって現れた、不動産業界の貴公子、水樹 美太郎氏と
現金一括払いの売買契約を結んだり、
美太郎氏の娘であるりかちゃん(12 歳の小学生なのに宅建を持っている!)と
投資用土地の売買契約を結んだりします。
そうこうするうちに、重要事項説明を行って、35 条書面を交付したり
クーリング・オフについて学習したり・・・今回も盛りだくさんでした。

テキストよりも、もっと分かりやすく、宅建を理解できるようになる方法を
それこそ何回も探してきましたが、以前見た「漫画で理解する」と書かれた本は
どうも絵が増えているだけで、まったく意味が分からなかったのに比べて
このお話、本当にすごいです。話がきちんとつながっている。
まずそれが素晴らしいです。
主人公の健太郎がダメ男なのが問題ですが。





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ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト  宅建業法1 [宅地建物取引士]




東木の隠れ里開発計画プロジェクトは順調に進み、開発行為が終わって
いよいよ宅地の販売やリゾート施設の建設を始めようか、というところまできました。
ところが、健太郎のもう 1 人の伯父であり、宅本・オーガナイゼーションの副社長を務めている
安土 光秀氏は、健太郎にこう言います。
「このプロジェクトには、宅本・オーガナイゼーションの名前を出すな。
別会社を設立して、独力で成功させなさい」
当然、宅本 健一氏から相続した遺産はビタ 1 文使うことができません。
貯金もそれほどない健太郎、どうするよ?

こういう流れになると、まずは株式会社を設立して、宅建業者として届け出を出し
保証金を供託するなどしなくてはなりません。
今回もお話の流れが上手です。
でも、株式会社 東木の隠れ里を設立するには、まず資本金を準備しないと
ダメなのではないでしょうか?今は 1 円とかでも良かったんでしたっけ?

資本金の話はともかく、宅建業を営むためには、免許を受けてから
最寄りの供託所に営業保証金(本社は 1,000 万円!支店は 500 万円)を供託するか
保証協会の社員となって、弁済業務保証金分担金を納付しなくてはなりません。
貯金のない健太郎は、土地を売ってくれた東木四兄弟からお金を借りた様子。
どこまでもダメ男です。

こうやってお話として読むと、宅建業法って、宅建業を営むために必要なことが
いっぱい書いてあったんですね。
なんとなくイメージでは「悪徳宅建業者からお客様を守るための法律」であって
宅建業者の開業についてはそこまで重要視されていないのでは、と
勝手に思っていましたが、保証金の供託の話とかをきちんと読むと
そうではないということがよく分かりました。





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