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シモネッタのドラゴン姥桜 [活字中毒のトモ]


シモネッタのドラゴン姥桜

シモネッタのドラゴン姥桜

  • 作者: 田丸 公美子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2009/01
  • メディア: 単行本


*読み応え: 80 点
*コストパフォーマンス: 50 点

日本屈指のイタリア語通訳・翻訳者であり、
故米原万里さんから「シモネッタ・ドッジ」なるあだ名を献上された
田丸公美子さんの子育てエッセイ。
仕事に追われ忙しい中産んだ、一人息子ユウタさんの
生い立ちから巣立ちまでが面白おかしく書かれています。
別冊文藝春秋に連載されていたエッセイと、新たな書下ろしを併せた本のようです。

帯に「息子よ、勝手に育ってくれてありがとう」と書いてあるとおり
それなりに放任主義で息子さんを育てておられたようです。
ですが、それでいて、息子さんが小さいときから
会話に気をつけて日本語の言語訓練をされていらしたところあたり
さすが、プロだなぁと思いました。

放任主義でも、
「いつもお前を見ているよ」
「お前のことを大事に思っているよ」
というメッセージを折につけて伝えたという田丸さん。
いい親だなぁというか、私が娘に接したいスタンスと良く似ているのですが
片や田丸さんはご自身が一流の通訳者で
ご子息は開成高校からストレートで東大に入学、
在学時に司法試験に合格したという素晴らしい頭脳の持ち主
私はというと単なるワーキンブプアで、娘もアホだときている(^^;
きっと、娘が成人した後も、私は子育てエッセイなんて絶対書けないでしょうね。
いや決して私が子育てエッセイを書きたいというわけではなく
こんな風に自分の子育てを単行本にして出版できてしまうあたり
常人とは違うなーと思ったのでした。

さて、娘は私にどんな人生を見せてくれるんでしょうね。
決して本にはなりませんが、私は非常に楽しみにしています。
いえ、今もとても楽しんでおります。

田丸さんと息子さんのお二人が頭脳明晰なスペシャリストだといっても、
田丸家の日常はかなりコミカルで笑えます。
息子さんの洗濯物から田丸さんがコンドームを見つけた後の
親子のやり取りとか
海外出張前に息子さんの部屋にプレイボーイのヌードポスター(顔は田丸さん)
を貼って出かけて行くところとか
ちょっぴり下ネタで笑えるシーンがいっぱいあります。
さすが、シモネッタ。
ちょっとした息抜きにうってつけの 1 冊です。
でも、単行本はちょっと高いので、
文庫になってから買うか、図書館で借りるのがお奨め。
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