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赤ひげ診療譚 [活字中毒のトモ]


赤ひげ診療譚 (新潮文庫)

赤ひげ診療譚 (新潮文庫)



何故 Amazon の「ほしい物リスト」に入れたのか、記憶にないのですが
本を何冊か買うついでに、これも買いました。
読んでみるとおもしろくて、あっという間に読んでしまいました。

主人公は、江戸の時代に長崎への遊学を追えて、
幕府の御目見医(おめみえい)になるつもりだった、保本 登です(ですよね?)
ところが、小石川養生所の “赤ひげ” とよばれる医長新出去定(にいできょじょう)に呼び出され、
医員見習い勤務を命ぜられます。
養生所は貧しい最下層の人たちが治療を受ける場所で、
そこで見習いとして働くとなると、御目見医のようなエリートとしての待遇とは
かけ離れた扱いで、登はとても不満でした。
ですが、赤ひげと一緒に治療を続けるうちに、
赤ひげを尊敬し、真摯な気持ちで医療に取り組むようになっていきます。

山本 周五郎さんの作品を読むのは、今回が初めてです。
登のくさった気持ちが手に取るように分かる、読みやすい文章でした。
時代物は、別に好きではないので、最初はお話に入り込みにくかったのですが
文章につられてどんどん読めました。
8 話のお話があり、それぞれがつながっているのですが、
1 話ではとても生意気な若造だった登が、8 話では良い医者となりつつあります。
ですが 1 つだけ不満だったのが、婚約者に捨てられた登が
その妹と結婚する場面で、登を捨てた婚約者が、最終的にはとても老けていて
登が「妹の方と結婚できてよかった」と思うところです。
かつての美女を、あんなふうに貶めなくてもいいのでは・・・
登は主人公なので、最終的には幸せになるべきなのかもしれませんが
相手を不幸にして、それと対比させるような形で幸せさを表されているようで
ちょっと残念でした。

続編があれば、是非読んでみたいのですが、出ていないのでしょうか。







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