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ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える [活字中毒のトモ]


ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える

ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える



Google人事担当上級副社長、ラズロ・ボックさんの著書。
書店で見かけて、面白そうだなと思って買いました。
全部で 560 ページもある単行本で、持ち歩くのが大変だと思いながら
何日も持ち歩いて、通勤中に読みました。
面白かったんだけど・・・訳文があまり頭に入ってこなくて、印象が薄いです。
(それって、面白い本だと言えるのか?いや、面白かったんですよ?)

Google の人事部は、人事部(Human Resources)とは言わずに、
People Operations という名前の部署のようです。
この本の作者のボックさんは、それが相当奇妙に聞こえたようで
採用される際に「半年後にボックさんが希望すれば "HR"(つまり Human Resources)に
戻しても良い」という約束を取り付けたほどです。
(まあボックさんも半年後にはこの名前がとても気に入るようになっていて
Google の人事部の名称が変わることはなかったんですけど)
「人事部」の部署名くらい、どういう名前でもいいんじゃないの?と思うのは私だけ?
まあ、それはともかく、この People Operations という部署は、
通常の人事部とはちょっと変わった方式で社員を採用し、
社員が楽しく仕事をできるように、仕事の仕方や福利厚生のルールを整えるべく
日夜心を砕いています。
その基本コンセプトが、下記の 10 項目です。

①仕事に意味をもたせる。
②人を信用する。
③自分より優秀な人だけを採用する。
④発展的な対話とパフォーマンスのマネジメントを混同しない。
⑤「2 本のテール」に注目する。
⑥カネを使うべきときは惜しみなく使う。
報酬は不公平に払う。
⑧ナッジ --- きっかけづくり。
⑨高まる期待をマネジメントする。
⑩楽しもう!(そして、①に戻って繰り返し)

読んでみて、思いました。
今が一番 Google にとって良い時期なのか、これからもずっと Google の時代が続いて
この先多くの企業がこの人事の方針を受け入れるのか、どっちなんだろうと。
この 10 項目を忠実に別の企業に導入したら、
本当に Google みたいにうまくいくんだろうか?

ですが文中に頻繁に、これらがうまくいかなくて
思った通りの行動をしない社員(最たるものは規則を破った社員)を解雇したり
たくさんの意見を吸い上げはするものの、結局玉虫色の結論しか導けなかったりする例も
きちんと書かれていて、10 項目を実践したからと言って、
思った通りの結果を得られるかというと、そうでもないことが分かりました。
ですが、それをある程度偽りなく文章にして公開してしまう(しかも人事のエライ人が)のが
Google がすごいな、と思われる理由であると思います。

そしてこの本を通して伝わってくるのが
「企業にとって一番大事なのは人材」というメッセージです。
だからこそ、採用には独自の気の遠くなるようなメソッドを採用していますし
人事という、一見地味な部署にも最高の人材を配置するように心を配っているようです。
良いマネージャーと悪いマネージャーの質は紙一重で、
悪いマネージャーも、改善の具体的な方法を教えれば、良いマネージャーになる可能性が高い
というのも興味深かったです。普通の企業はここまで分析しませんからね・・・。

また Google で提供される無料ランチや洗濯機の設置なども
会社にとってみればあまり苦痛なコスト負担ではなく、
それで社員が楽しく仕事をしてくれるなら、必要な投資である、
というスタンスも素敵だと思いました。
私の会社なんて、交通費ですらできるだけカットしようと
・・・いや、私の会社の話はどうでもいいか。

また、昇進に漏れた人のケアを手厚くする手法が確立している
という話を読んで、私は本当に Google で働いてみたいと思いました。
いいなあ、どうやったら Google で仕事できるんだろう?
でも本書に書いてあることが正しいとすると、
Google に採用してもらうには、
非常に複雑なプロセスをかなり長い時間をかけてたどらないとダメのようです。
挑戦する価値、あるでしょうか?



ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える

ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える

  • 作者: ラズロ・ボック
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2015/07/31
  • メディア: 単行本



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コメント 2

Sanchai

>③自分より優秀な人だけを採用する。

これがいちばん自分の心に響きましたね。今の職場で一緒に働いてくださっている人は皆僕が採用したわけではないのですが、僕よりも優秀だと思って接していくのがいいんでしょうね。
by Sanchai (2016-05-18 08:20) 

うしこ

>Sanchai さん

どんな仕事にしろ、自分より優秀な人とやる方がいいに決まってますもんね。
また「自分より優秀だ」と思って接することにより、さらに仕事仲間のパフォーマンスは上がるかもしれません。
by うしこ (2016-05-26 20:00) 

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