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貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち [活字中毒のトモ]


貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち (講談社現代新書)

貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち (講談社現代新書)

  • 作者: 藤田 孝典
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/03/16
  • メディア: 新書


下流老人 一億総老後崩壊の衝撃」の著者、藤田 孝典さんの本です。
老人だけでなく、若者も貧困に陥っているというお話。

藤田さんに言わせれば、日本の老人は「下流老人」だし
若者は「貧困世代」、中年は「下流老人予備軍」だそうです。
日本人はみんなビンボーってことですね。

最近の若者がなぜ貧乏なのかというと、就ける仕事に安定性がなく
学生の半数は、学生の頃から「奨学金」という借金を抱えて
勉学に打ち込むゆとりもないまま、
ブラック企業でのアルバイトを余儀なくされているからだそうです。
昔の学生より、今の学生の方が、お金に関していえば不幸なんだとか。
仕送りの額も、年々減っているそうです。
もはや「若いころの苦労は買ってでもしろ」みたいな悠長なことは言っていられないほど
彼らは苦労して、疲れ切っているそうです。
そしてその苦労は一過性で終わるものではなく、
その後も不安定な職にしか就けないことによって、生涯続くと。

彼らにとって、現在必要で、最大の福祉制度は「家」であると
明言されておられるのが印象的でした。家ね・・・なるほど、これは盲点だった
というか、確かに、私が仕事を失ったら、まず屋根のあるところで寝られなくなるのが
一番心配です。その次に食事。逆に言うと、それらを満たすことができれば
他はなくても、とりあえず死なないで済みます。
昔は結婚して子育てをしようという若い夫婦のために、公団がたくさん建てられたと思いますが
今そういう話って聞きませんね。というか、昔の公団は世帯もちが対象だったから
今の時代にそぐわないですね。単身者が簡単に入れる公団が出てくるといいですが。
仕事が安定しない人たちには、提供しないでしょうか。
そうなると、民間のシェアハウスや脱法ハウスが流行るんでしょうね。
わが娘も近い将来、友だちとルームシェアしながら、安い賃金で仕事をしているかもしれません。
そして結婚も出産もしないまま、年を取っていく・・・なんてリアルな未来予想図。

わたし、解体はじめました」を書かれた、畠山さんのような暮らしをする人たちが
今後増える予感がしました。
1 つ屋根の下で暮らすのは、血のつながった家族である必要はなく
複数の知人と一緒に住んで、できることをできる人がする。
こういう生活が主流になりそうな気がします。
だって今から結婚しても、メリットはあまりなさそうですし
複数の人たちが暮らせば、結婚で得られる以上のメリットを得られそうな気がします。


貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち (講談社現代新書)

貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち (講談社現代新書)

  • 作者: 藤田 孝典
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/03/16
  • メディア: 新書



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