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住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち [活字中毒のトモ]


住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち (講談社+α新書)

住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち (講談社+α新書)



本書の帯に「EU は崩壊する・・・・・・世界一の楽園は日本!」と書かれていて
興味をひかれたので読んでみました。
本書は 2014 年 9 月にリリースされているので、
このころから本当に EU 崩壊を予測されておられたのであればすごいと思ったのですが
読んでみるとそういう内容ではなく、単純にヨーロッパと日本で暮らした比較がなされている本です。
帯に踊らされた感じがします。

しかし読んでみると、気軽にヨーロッパのことを知るには良い本で
文章が頭にきちんと入ってきて、時折爆笑したりしながら読みました。
川口 マーン 惠美さん、本書の帯にご本人の写真が掲載されていますが
若々しい楚々とした美人です。年齢を感じさせない方です。
なのに本書を読んでみると、かなりくだけた感じで
気楽なネタを使ってヨーロッパを紹介されていらっしゃって
見た目とのギャップがまた、面白かったです。
きっと、きちんとすべきところはきちんと押さえていて、
普段は品のある立ち居振る舞いができるけれど、見えないところではかなりラフな方なのでは?
と勝手に想像しました。バランスが取れていて、いいなと思います。

一番爆笑したのは、オペラの話。
本場ドイツのオペラですら、コストには勝てなくて
コストをケチるとダブル・キャスティングができなかったり
イメージ通りの役者を雇うことができなかったりすることから、
見る側にとってとんでもないことが起こりうる、というお話です。
丸顔小太りの韓国人歌手やつるっぱげの歌手がイケメンヒーローの役を務めることに
なってしまうのも、ひとえにお金がないからであって、
もっと予算が取れればそれが解消される、という話を読んで
コストをケチると、そういうところに実害が出るのかと、びっくりするやら、おかしいやら。
オペラのコストの一部は役者の美貌に対して払われていて
最近はそこを削る傾向にあるようなのです。ものすごくケチくさいというか
もうそんなところを削らざるを得ないほど、ドイツのオペラ界の経済はひっ迫しているのですね。

他にも、ヨーロッパには泥棒が多いこととか、公共工事が全く進まないこと
食品汚染も日本よりうんとひどいことなどが 14 章に分かれて紹介されています。
どの章も、そこだけ読んで完結できるお話なので、
もともと何かの雑誌に掲載されていたコラムをまとめたのかと思いましたが
出典が明らかになっていないので、普通に書下ろしなのかも。
短い時間を使って細切れに読んで楽しい本なので、通勤の友にお薦めです。



住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち (講談社+α新書)

住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち (講談社+α新書)

  • 作者: 川口 マーン 惠美
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/09/23
  • メディア: 新書



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