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ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント [活字中毒のトモ]


ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント



知人が SNS で紹介していたので、面白そうだと思って読んでみました。
ちょっと日本語が難解だったので、理解できていない部分がありそうです。
翻訳者として 5 名の名前が記載されているので、
分担して訳して、後でブラッシュアップしたんでしょうね。

著者のリチャード・シェリダンさんは メンロー・イノベーションズ社 の CEO です。
メンロー・イノベーションズ社 は、主にソフトウェア設計や開発を行う会社で
デンマークの CHO (Chief Hapiness Officer) から
「地球上でもっとも幸せな職場トップ 10」に選ばれたそうです。
ここで、CHO って何なのだろう?と思っていくつかサイトを検索してみたのですが
CHO って、団体名ではなく肩書のようです。
さらに気になって、Amazon でこの本の原書を立ち読みしてみると
We've also received quite a bit of notice for our unique culture, have been recognized as one of the ten happiest places to work on the planet by the Chief Happiness Officer in Denmark, ...
と書かれていました。デンマーク人のとある CHO が、この会社を
「世界中から選ぶ、幸せに働ける会社ベスト 10」に選んだってことなのかしら?
日本語って難しいですね。

話が逸れましたが、この メンロー・イノベーションズ社 は、ユニークな仕事ぶりで有名だそうです。
仕事は必ずペアを組んで行い、そのペアは週次で変わるそうです。
また見積もりは、実際に作業をするチームが出すし
プロジェクトマネージャーは、毎週 40 時間分のタスク・カードを自分で選び
みんなが見えるところに置かれた枠に入れて、仕事をするそうです。
そう、とてもアナログなシステムの会社です。
ですが、それがとてもうまくいっているとのこと。

会社の規模はどれくらいなんだろう?と読んでいくと、
フルタイムとパートタイム合わせて、だいたい 50 人くらいのようです。
そうか、50 人くらいなら、スタンドアップ・ミーティングもなんとかできるし
「おーい、メンロー!」と呼びかけるだけで、全員が集合するということが可能です。
幸せな会社をつくるには、会社の規模も重要な要素になるようです。

振り返って自分の仕事について考えてみると、
メンローと同じように、ペアを組んで仕事をしていますが
相棒が 1 週間ごとに代わると、ずっと研修が終わらない(仕事を教え続けるハメになる)
というのが、容易に想像できます。
業種がソフトウエア開発なので、ある程度できるプログラマを雇えるのも
成功の要素であるようです。

そうなると、この本を読んで、同じことを自分の仕事に活かすというのは
まず無理な話ですが、逆に、仕事を楽しくしたいと思ったら、お手本は存在しないので
自分で何かを変えてみるしかない、という当たり前のことがよく分かった 1 冊でした。

あと、本書に出てくる「すばやくたくさん間違えよう」という言葉が好きです。
人が死なない仕事であれば、こういうスタンスで仕事をしても良いと思います。


ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

  • 作者: リチャード・シェリダン
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2016/12/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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MBA100の基本 [活字中毒のトモ]


MBA100の基本

MBA100の基本



東洋経済新報社が出版しているので、
東洋経済オンライン」の何かの記事を読んで購入したと思われますが
読んだ記事が何だったのかを忘れました。。

グロービス経営大学院 の教授、嶋田 毅先生の著書です。
MBA というと、アメリカのイメージがありますが
よく考えたら Master of Business Administration なんだもの、日本でも取れるんですね。
本書は、ビジネスや経営学の基本をかいつまんで学習したい人のために
ビジネスシーンや MBA のクラスで繰り返し語られている内容を厳選し
分かりやすくまとめたものです。
MBA のダイジェスト版と言えば、イメージがわくでしょうか。
論理的思考とか問題解決の手法、経営戦略や組織のあり方などについて
100 項目がまとめられています。
1 項目はだいたい 2~3 ページでまとめられており、非常に読みやすいです。

ですがダイジェスト版なので、これが本当に役に立つかどうかは謎です。
役に立つとしたら新卒の社会人とかじゃないでしょうか。
しばらく仕事をきちんとした人なら、知っていて当然のことがいっぱい書いてあります。
これが MBA で学ぶ内容だとしたら、MBA 取る必要ないんじゃ・・・?
と錯覚してしまいます。実際 2 年間学ぶのとは全然違うはずです。

あと略語がたくさん出てくるので、巻末に略語解説がついているとうれしいのにと思いました。
例えば PDCA なんて、さらっと出てきますが
索引を見てその言葉の意味を探ろうとしても、索引に書かれた 99 ページには
何の説明もありません。たださらっと
「素早く PDCA のサイクルを回し、現場で適切にアクションがとられるような体制を
作ることが大事」と書かれているだけです。
実際に読んでいくと、ようやく 218 ページから PDCA の説明が始まります。
Plan, Do, Check and Action のことだったんですね。
この言葉って略語としてそんなに浸透してましたっけ?
少なくとも私にはわかりませんでした。
この本は、こういう言葉が分からない人向けに書いてあるんじゃないのか?

ただ、ファイナンスの章だけは非常に参考になりました。
79 項目目の「スカイツリーの頂上から飛び降りたときのリスクはゼロ」なんて
かなり面白かった、というか、今まで考えたこともない斬新なとらえ方でした。
ファイナンスの人たちって、こういうものの考え方をするんですね。
確実に分かっていることについてはリスクは低く、
あやふやなことについてはリスクが高い、と考えていることがよく分かりました。


MBA100の基本

MBA100の基本

  • 作者: グロービス
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2017/01/20
  • メディア: 単行本



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実践・快老生活 [活字中毒のトモ]


実践・快老生活 (PHP新書)

実践・快老生活 (PHP新書)



ベストセラー「知的生活の方法」の著者として有名な、渡部 昇一先生の著書。
渡部先生は今年の 4 月に 86 歳で亡くなられましたが、
本書は昨年の 10 月に出版されており、
「86 歳で頭の身体がきちんと動いていると、こういう感じ」という
見本を見せるかのような内容となっています。

渡部先生は、「年を取ってみないと分からないことがある」と言って
知的生活の方法」から 40 年経って
当時は思いもしなかった気持ちが芽生えたリ、体調の変化があったそうで
まだ 86 歳に達していない人たちへの何らかの参考になる部分もあるのではないかと思って
本書を書かれたそうです。
現在 43 歳の私は、非常に興味深く読ませていただきました。

最初の方に、散歩について、このように書かれています。
「若い医者は、健康を保つために、足腰を丈夫にする必要があるので、歩けというけれど
散歩好きの私も、このごろは足が弱って思うように散歩ができなくなってきた」
足腰を鍛えるのは大事だけれど、限度があるというか、
年をとれば、やっぱり歩けなくなるものだそうです。
夫の両親も、だんだん歩けなくなっていますが、それはどうしようもないことで
無理に足腰を鍛える運動を勧めても意味がないことが、よく分かりました。

また「凡人にとって本当の幸福は、家族だ」と言い切っているのが、印象に残ります。
確かにそうかも。
今となっては家族を持つのは「趣味」とか「贅沢」の部類になってきたので
家族を持つと幸せ、というのは、あながち嘘ではないかも、という気がします。
昔だったら家族なんて「いて当たり前」だったし
必ずしも良い家族に恵まれるわけではありませんでした。
今も、生まれる時は家族を選べませんが、結婚するときには家族を選べるので
誰と結婚してその後の人生を過ごすのかは、とても重要だというのは納得です。

「年をとっても記憶力は衰えない」という主張も興味深かったです。
私なんて、今でも色々なことを片っ端から忘れてしまうし
パラレルタスクがほとんどできなくなっているのに、
この状態から何かを暗記できるようになる日が来るのだろうか?
疑心暗鬼ですが、渡部先生がそう言うのだったら、それは本当かもしれません。
年を取ってから、古今和歌集とか暗唱する趣味を持つのも、楽しいかもしれませんね。


実践・快老生活 (PHP新書)

実践・快老生活 (PHP新書)

  • 作者: 渡部 昇一
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2016/10/15
  • メディア: 新書



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人工知能の核心 [活字中毒のトモ]


人工知能の核心 (NHK出版新書 511)

人工知能の核心 (NHK出版新書 511)



テクノロジーの進化を前提として、人間はさらに可能性を広げるために
人工知能をどう使っていけばいいのかを、NHK スペシャルのディレクター、中井 暁彦さんが
日本屈指の棋士、羽生 善治さんと一緒に探った本です。

人工知能といえば、チェスや囲碁将棋のチャンピオンを次々と破っていますが
羽生さんは将棋について、この状態が到来する時期を、ほぼ正確に予告した棋士だそうです。
羽生さんといえば、将棋だけでなくチェスについても、日本屈指のプレイヤーです。
この本を読むと、羽生さんの思考回路がほんのちょっぴり分かるというか
現状を把握して、先を予測する能力が高い方だというのがよく分かります。
私はチェスは好き(弱いけど)ですが、将棋は指したことがありません。
それでも、この本を読んで、羽生さんのファンになりました。

羽生さんは、人工知能と人間の大きな違いは「恐怖心があるかないか」だと言います。
人間だったら、先を読んで「これはまずい」とか「この指し方は美しくない」と思ったら
その手を使うのを躊躇しますが、人口知能は躊躇しない。
また人口知能は、超大な計算力で読みを行いますが、
人間は「大体、こんな感じ」で手を絞るプロセスを持っている、と言います。
羽生さんはこれを「棋士の美意識」と言いますが、人工知能には、それがないようだと。
あと「人工知能は問題を先送りする癖がある」とも書いておられました。
プログラムによって、何手先まで読むように組まれているのかが違うので
10 手先までしかよまないプログラムでは、20 手先に落とし穴があっても
それを考慮しないでずるずると、とりあえず 10 手先までは勝てる
結果的にはあまり良くない手を指してしまうのだそうです。
もっとすごい計算力をもつ人工知能が出てきたら、これは解決できそうですが
美意識って難しいですね。

またこれから、人間に寄り添うためのロボット開発に力が入れられるはずだが
人間相手に接待ができるロボットは開発できるだろうか、とか
ロボットに倫理観を持たせるとしたら、何をどう考えればいいのか、とか
かなり際どい内容まで踏み込んで、いろいろな考えを書いておられます。
確かに・・・接待して相手に機嫌良くなってもらえるロボットって、
どうしたら開発できるのか、とても興味があります。
人間がいかにあやふやで、いい加減なのか
また同時に、それだからこそ世の中成り立っているということを
実感させられる 1 冊でした。
今後ロボットを開発していく過程で、
グレーゾーンのまま、あやふやな状態に置かれていたものが、徐々にクリアになる
というか、クリアにしなくては、ロボット開発は進まないようです。

最近「未成年に飲酒を勧めるのは良くない」とか「不倫は良くない」とか
「倫理的にクリーンなイメージを持つことが大事」な方向に、世論が変わってきているのは
こういう背景もあるのかもしれないと思いました。
きちんと「良いことと悪いこと」をはっきり決めておかないと
ロボットがより高度な働きをするようになったときに、困るというか
それが決まっていなければ、開発が進まない、そんな気がします。


人工知能の核心 (NHK出版新書 511)

人工知能の核心 (NHK出版新書 511)

  • 作者: 羽生 善治
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2017/03/08
  • メディア: 新書



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はじめてのPythonプログラミング [活字中毒のトモ]




Kindle Unlimited からダウンロードしました。

会社からは Watson を使うよう言われているのですが
ただ使えと言われても、何をどうしていいのか、まったく分かりませんでした。
使えって言う割には、良い学習ツールはあまり提供されていません。
そこで自分で本を買って読んでみたのですが、
なんと Watson にデータを投入して学習させるには、コマンドを使用する必要があるというのです!
知らんよ・・・コマンドなんて。
とりあえず Python を入れろと書かれていたので、マシンにインストールしたはいいけれど
使い方が全く分かりません。
Web で分かりやすそうなサイトをいくつか見てみましたが、
どのサイトも、結構初歩的なところでつまずいて分からなくなります。
たぶん、サイトの管理者が Python をよく分かっていて
管理者が「これは知っていて当たり前」だと思っていることは、サイトに書かれていないからです。

Watson だけでなく、Python の本も買わなくてはいけないだろうか・・・と困り果てたときに
このコンテンツに巡り会いました。
Kindle Unlimited さまさまです。定額でコンテンツを借りれると、こういうときにとても助かります。

この本は、基礎講座、実践講座と応用講座に分かれていて
基礎講座でとりあえず Python をマシンにインストールして、
試しにファイルを作成して動かすことを学び
実践講座では、実際にいくつかプログラムを書いて、どのような動作をするのかを見ていきます。
応用講座は、実践講座よりもう少し難しいプログラムが紹介されています。

この本を読んで初めて、Python のファイルの保存方法を知りましたし
Python をダウンロードするときに注意しなくてはいけないことも分かりました。
Python の基礎の基礎を学習するのに、とてもいい本でした。
私のように、プログラミングを何も理解していない素人が、
仕方なく Python を使うときに読むと有効です。
(そんな人、そんなにいるか?でも、いい本ですよ)

さてこれで Watson がサクサク学習してくれるように
・・・なるにはまだまだ道のりは長そうです。


はじめてのPythonプログラミング

はじめてのPythonプログラミング

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2017/01/23
  • メディア: Kindle版



視聴率ゼロ! [活字中毒のトモ]


視聴率ゼロ!: 弱小テレビ局の帯番組『5時に夢中!』の過激で自由な挑戦

視聴率ゼロ!: 弱小テレビ局の帯番組『5時に夢中!』の過激で自由な挑戦



TOKYO MX でプロデューサーを務めておられる、大川 貴史さんの著書です。
有名番組「5時に夢中!」が人気番組になるまでの舞台裏のお話をメインに、
大川さんの仕事観や人生観が語られています。

この番組、沖縄では放映されていないので、私は実際に見たことがないのですが
そもそも TOKYO MX 自体が「誰も期待されずに生まれた」テレビ局であり
こんな局がヒットを飛ばすことを、誰も期待していなかったからこそ
奇想天外な発想が採用され、面白い番組が作られていったようです。
また、プロデューサーの大川さんご自身も思いがけず野球人生を断念して
偶然 TOKYO MX に就職し、「5時に夢中!」のプロデューサーとなる前までは
営業や CM 運行部、スポーツ部など、まったく異なる部署で仕事をされていたというから驚きです。
そんな方が、いきなりプロデューサーに抜擢され、視聴率を取れる番組を作り出す。
その秘訣っていったいどこにあるのか・・・?

大川さんいわく
「僕は面白くないし、プロデューサーとしての素質があるわけでもない。
こんな僕でも “面白い” と思う番組を作れたら、それは多くの人が “面白い” と思う番組になるのだ」
そうです。ご本人は、野球とプロレスが大好きな、普通の人なのだそうです。

読んでみて思いましたが、この本も非常に分かりやすく書いてあります。
難しい言葉は一切使われていないです。
また、この方いい意味で、とても体育会系のおじさんで、
人とのコミュニケーションをとることを躊躇しない人だと思いました。
「人に分かりやすいやり方で、物事を伝える」ことが上手な人です。

また本当は主婦層をターゲットに作られた番組であっても
番組へ寄せられるお便りの多くがが水商売の人たちからだという事実が分かると
あっという間に路線を変更できる、思い切りのよさも、成功につながっていると思いました。
やりたいことをすぐに実行できる小さなテレビ局で、
行動力のあるプロデューサーが、周りの人たちをぐいぐい引っ張っている
そんな姿が想像できます。


視聴率ゼロ!: 弱小テレビ局の帯番組『5時に夢中!』の過激で自由な挑戦

視聴率ゼロ!: 弱小テレビ局の帯番組『5時に夢中!』の過激で自由な挑戦

  • 作者: 大川 貴史
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/10/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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コピペと捏造 [活字中毒のトモ]


コピペと捏造:どこまで許されるのか、表現世界の多様性を探る

コピペと捏造:どこまで許されるのか、表現世界の多様性を探る



タイトルが興味深かったので、購入しましたが
本書の帯には「シロクロつけるわけではありません!」と書かれていました。
読んでみたところ、この帯のコメントがすべてを物語っていたと気づきましたが
・・・後の祭り?だからといって、ではどのような議論を期待していたのかと聞かれると
答えに詰まるのですが。なんとなく肩透かしを食らう感じの本です。

文学作品やデザイン、学歴など、世の中の色々な分野で
パクリや捏造は横行しています。
今でこそ著作権という概念がメジャーになってきたので
作者が「あの作品は私の書いたもののパクリである!」と訴えて勝てる機会が増えましたが
昔はコピペや盗用に対してあまり罪の意識がなかったので
有名な作家も、無名のライターの作品を平気で
「自分が書いた」と発表してしまうことが多かったという事実を
淡々と、実例を挙げて紹介している本です。
こんなに有名な作家も、他の作品から文章を盗用していた
あんなに有名なデザイナーも、他人の作品と非常に似たデザインを発表していた
などの実例が、非常にたくさん紹介されています。

そして、コピペと捏造はどこまで許されるのか
コピペはダメでパロディがいい理由は何なのかを
ゆるーーく考えるような書き方になっていますが
読み終わってもその結論ははっきりとは出ていなくて、
結論どころか「世の中はコピペと捏造であふれている」という結論にたどり着いて
考えることをやめてしまいたくなる本でした。

グラフの見せ方だって、特定の結果を妙に誇張したり
わざと違いが分かりにくいグラフ(棒グラフなら一目瞭然なのに、円グラフにするとか)
を使って結果を表示したりするのは、捏造の一部ではないのかとか
テレビに出てくる街頭インタビューは、ほとんどサクラで
よく見ていれば、何回も同じ人が、職業を変えて登場しているのが分かるとかは
見る側も「暗黙の了解」があるというか「ああ、そういうものだよね」で済まされるのに
様々な分野の人がたまに学歴詐称をしていたり、人の作品を盗用したデザインを発表したりすると
時として大問題となる。その違いは何なのか?
というように、問題提起はしているけれど、結論がない。
結論には、読者が自分で考えてたどり着かなくてはいけないようです。

個人的には、パクリとか捏造とか、面倒そうで考えませんが
こういうことをするというのは、そうすることで何かメリットがあるからですよね?
だとすると、メリットがなくならない限り、パクリや捏造はなくならないと思いました。
あと昔よりはそういうことに世の中は寛容ではないので
パクリや捏造がバレた場合に払う代償が高くなっている気がします。
こういう風潮が長く続けば、少しずつなくなるのかも?
最近は、昔より確実にイメージが大事というか、
イメージが壊れると、あっという間に多くの人の知るところとなってしまうので
悪いことができない世の中だと思います。
芸能人も、不倫がバレたらあっという間に仕事を干されてしまいますし
他人の作品を盗用したデザイナーなんて、
今後デザインの世界で生きていくのは難しいのではないでしょうか。
昔より個人で生きていける時代になったと思いきや、
噂やバッシングの破壊力は今の方がはるかに強大で、行動をコントロールされている気がします。


コピペと捏造:どこまで許されるのか、表現世界の多様性を探る

コピペと捏造:どこまで許されるのか、表現世界の多様性を探る

  • 作者: 時実 象一
  • 出版社/メーカー: 樹村房
  • 発売日: 2016/11/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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ぼーっとしている人が「自分の人生と向き合う」ための Q&A 30 [活字中毒のトモ]




こちらの記事 をリツイートしているつぶやきを読んで、
面白そうだと思ったので、この方の本を読んでみることにしました。
幸いなことに Kindle Unlimited にこちらが出ていたので、無料で読むことができました。

件の記事が掲載されているブログ「斗比主閲子の姑日記」を読むと、
特に「悩み相談」的な要素は表に出ていないのですが
なぜか彼女の元へはいろいろな悩み事が寄せられるようです。
そんな悩み事を 30 個まとめたのがこの本のようです。
ご参考までに、30 個のお悩みのうち、最初の 2 つは下記のようなものです。

Q1.「嫌いな同僚の結婚披露宴に呼ばれましたがご祝儀を払いたくありません。どうすればいいでしょうか」→ A.「欠席しましょう」
Q2.「職場の同僚が私を嫌っています。どうしたらいいでしょうか?」→ A.「思い切って好意があることを伝えてみてください」

2 つの悩みを見てお分かりでしょうか?
淡々とお悩みに答えていらっしゃるように見えますが、斗比主閲子さん、実は相当に優しい人です。
この 2 つの悩み、私が答えるとどうなるかといいますと

「嫌いな同僚の結婚披露宴?テキトーな理由を付けて欠席に決まってるでしょ」
「同僚があなたを嫌っている?よっぽどあなたに興味があるんでしょうね。
“かわいそうに、嫌われることをしているうちは、私は絶対あなたを好きにならないけど!”
と心の中で断言しましょう」

とかになるので、それに比べるとはるかに優しい回答です。
しかも、回答がしごくまっとうです。きちんとした解決策が提示されます。
聞き手が安心して悩みを打ち明けられるのです。
なるほど、匿名の人たちが悩みを打ち明けたくなるわけだわ。

私個人は、他人に悩みを打ち明けて、良いことがあった試しがないので
悩み相談をほとんどしません。
こうやって日々のモヤモヤを優しく聞いてくれる人は、本当に貴重です。
自分がこんな人になれるか?いや絶対無理。



ぼーっとしている人が「自分の人生と向き合う」ためのQ&A30

ぼーっとしている人が「自分の人生と向き合う」ためのQ&A30

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2015/12/21
  • メディア: Kindle版



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成田屋の食卓 團十郎が食べてきたもの [活字中毒のトモ]


成田屋の食卓

成田屋の食卓



娘の大学の入学式に出席するために乗った飛行機の中で読みました。
Kindle Unlimited で紹介されていて、気楽に読めそうだなと思ったので
Kindle に入れて持っていきました。

十二代目 市川 團十郎の奥様、堀越 希実子さんの著書です。
「食卓」の文字につられて読んでみました。
おいしいものの話なら飛行機でも気楽に読めるかなー・・・なんて。
軽い気持ちで読み始めたところ、マグロや伊勢海老、ステーキなど
高価な食材をふんだんに使った料理が並んでいてびっくりしました。
また、お取り寄せのおせち料理のおいしそうなこと。
非常に豪華で、最高の食材が使われていることが一目で分かります。

希実子さんのご実家は実業家で、ご本人は小学校から大学まで学習院を卒業なさったそうです。
自分で「お嬢様だった」と書かれていらっしゃるのも納得というか
食材の使い方が、なんとも豪快です。
また使い方もそうですが、豪快に使えるほどたくさんの伊勢海老が食卓に並ぶのは
さすが成田屋さん、一般家庭には真似できない食卓です。

希実子さんは文中でよく「特別なことは何もない」と書いていらっしゃいます。
お嫁に着たばかりの麻央さんにも「堀越家の味を教えてください」と言われても
「何もないから、好きなものを作ったらいい」と答えたそうです。
希実子さん自身、嫁いでいらしたときにはお姑さんは既に他界されていて
「堀越家の味」たるものがなかったそうなので、表も裏もない正直な言葉なのですが
読んでみてちょっと冷たいかな?と思いました。
いえ、私が希実子さんの立場でも、同じことを言うと思うのです。
そして、言った本人は全く悪気がないというか、むしろ相手のことを思ってそう言っているのですが
改めて読んでみると、こう言われた相手は、
なんだかとても「突き放された」感じがするかもと思いました。
本当に、私も普段こんな言い方をするので、気をつけないといけません。
また豪快に使えるほどたくさんの伊勢海老は、普通の家庭ではありえないことなので
その食材を使いながら「普通ですよ」と言うのは、
聞き手によってはとても失礼に聞こえると思いました。
だからといって正直に「私の家のご飯、高級でしょ」と言えばいいってもんでもないでしょうけど。
他の人が持たないものを持っている人は、慎み深くなくてはいけない、
言葉も充分すぎるほど選ばなくてはいけないということが、よく分かった 1 冊でした。
普通と違う、って大変なんですね。

またこの本は 2016 年 10 月に出版されていますが、
希実子さんの後継者である麻央さんへのエールであふれた内容となっています。
麻央さんの乳がん公表が 2016 年 6 月であったことを考えると
複雑な気持ちでこの本を書かれたことは想像に難くありません。



成田屋の食卓 團十郎が食べてきたもの

成田屋の食卓 團十郎が食べてきたもの

  • 出版社/メーカー: 世界文化社
  • 発売日: 2016/10/30
  • メディア: Kindle版



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赤を身につけるとなぜもてるのか? [活字中毒のトモ]


赤を身につけるとなぜもてるのか?

赤を身につけるとなぜもてるのか?



最近この本を通勤中に読んでいて、読み終わるのにとても時間がかかりました。
全部で 11 章ありましたが、1 日 1 章読めればいい感じでした。
ですが内容はとても面白かったです。
またハードカバーではなかったので、持ち運びはそれほど苦になりませんでした。
確か「美女だとどのくらい得なのか」が気になって、この本 を買ったときに
こちらも一緒に購入しました。そしていつもの通り、放置すること 1 年。
ようやく単行本を読みたい気分になったので、読みました。

この本の著者はイスラエルのテルアビブ大学に所属する、タルマ・ローベル教授。
女性です。既婚でお子さ 3 人いらっしゃいます。
家庭と仕事を見事に両立させている(と思われる)ローベル教授が注目したのは
色や香り、人間の一般的なしぐさなどが、
人間の行動にどのような影響を与えるのかということでした。

「同じ女性ウェイトレスが 1 日ごとに T シャツの色を変えたところ、赤を着た日のチップが一番多い」
「同じ女性がヒッチハイクをしたところ、赤い服を身に着けると成功率が上がった」
「商談相手に温かい飲み物を出したほうが、冷たい飲み物を出すより契約率が上がる」
「人はシャワーを浴びて身体をきれいにした後の方が、ずるい行動を取りやすい」

など、単純な行為がその後の行動に与える影響を、実験と検証を元に導き出した本です。

特に興味深かったのは「テストの受験番号などが赤で書かれていると、成績が悪くなる」のに
スポーツユニフォームは、赤の方が勝率が上がる」ことです。
こんなことってあるんですね。テストもスポーツの試合も、勝負事といえば勝負事だし
スポーツは頭を使わないかといわれると、そんなことはないのに。
なんで同じ赤を使っても結果が違うのか。
理屈では全然分かりませんが結果はそうであるとのことです。
きっと人間は頭で考える前に無意識でしていることが、いっぱいあるんでしょうね。

あと商談相手に出す飲み物は、季節によって変えるのが一般的と思っていました。
夏に熱いコーヒーを出したときと、アイスコーヒーを出したときと、
どちらが商談の成功率が上がるのか、試してみたくなりました
・・・が、私の職場にはお客様は滅多にいらっしゃらず、商談の機会もないのですが。

また、サブリミナル効果で Apple のロゴと IBM のロゴを別々の被験者に見せた場合
Apple のロゴを見た被験者の方が、より活発にクリエイティブなアイデアを生み出したという
実験結果はかなり興味深かったです。そうか・・・ロゴのせいなのか・・・。



赤を身につけるとなぜもてるのか?

赤を身につけるとなぜもてるのか?

  • 作者: タルマ ローベル
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/08/10
  • メディア: 単行本



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