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絵でわかる人工知能 明日使いたくなるキーワード68 [活字中毒のトモ]




私の勤めている会社では、人工知能 Watson を使って何かできることはないかと
探している人がいっぱいいます。それどころか、Watson を使ってできることを
みんなで考えよう!みたいな雰囲気があります。
でも、Watson って実際のところ何なのか、どうすれば何をしてくれるのか
肝心なことを教えてくれる人は誰もいません。

そうこうしているうちに数年が経ち、
人工知能について読みやすい本がリリースされるようになりました。
本がリリースされるってことは、そろそろコンテンツ的に人工知能は終わったかも?
ですが分かりやすい本は私にとってとてもうれしいです。さっそく読んでみました。

この本は、人工知能に関連するキーワードを、分かりやすく解説している本です。
例えば「ディープラーニング」とか「ニュートラルネットワーク」などの言葉が
分かりやすい言葉とたくさんの猫の絵で解説されています。

Amazon で Watson を検索したら、引っかかった本だったので
Watson について分かりやすく解説された本かと思ったのですが
どうやら違いました。Watson だけでなく、人工知能に関する言葉をもっと広範囲で集めて
その用語を説明している本でした。
確かに分かりやすいですが、そのキーワードを意識していない身としては
どうしてこれらの言葉が集まっているのか、なぜ解説の必要があるのかが
よく分かりませんでした。
言葉の解説ではなくて、もっと、どうしたら何ができるのかを教えてほしかったので
別の本を探そうと思います。


絵でわかる人工知能 (サイエンス・アイ新書)

絵でわかる人工知能 (サイエンス・アイ新書)

  • 作者: 三宅 陽一郎
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2016/08/27
  • メディア: 新書



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なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である [活字中毒のトモ]


なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

  • 作者: 中島聡
  • 出版社/メーカー: 文響社
  • 発売日: 2016/06/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


書店で見かけて面白そうだと思いましたが、
Kindle でかなり安い価格でダウンロードできたので、そちらを利用しました。

著者の中島 聡さんは、彼のブログ のヘッダーいわく「永遠のパソコン少年」だそうです。
本を読んでみたところ、高校 2 年生でご両親からコンピュータを買ってもらい、
以後ずっとコンピュータと一緒に遊んでいるような人生を歩んでいらっしゃいます。
大変優秀な技術者で、マイクロソフト本社(アメリカ)に勤めていらしたときには、
Windows95 や 98 の開発に携わっていらっしゃいました。

中島さんが時間管理に目覚めたのは、なんと小学生の頃。
夏休みの宿題を残していたがために、
海に遊びに行くチャンスをふいにしたことがきっかけだそうです。
それ以来、やらなくてはいけないことを最短で終わらせる方法を考え続けて
今に至るのだとか。
同じ経験をしても、いかに課題を出さずに逃げおおせるかだけを考えるようになった
我が娘とはえらい違いです。

そんな中島さんが、仕事を早く終わらせるために提案するのは
「ロケットスタート時間術」
つまり、課題を引き延ばさないで、とっとと始めて早く終わらせる
その心づもりです。
彼に言わせると、仕事が終わらない諸悪の根源は「ラストスパート志向」
つまり、仕事の締め切りを甘く見積もり、後になって慌てて
徹夜をしても間に合わなくなり、クライアントに予定を変更してもらう
その意識が問題なのだそうです。
本当にきちんと仕事をしようと思うのなら、
まずはどのくらいかかるのか、スケジュールを割り出すための調査期間をもらい
その期間で「ほぼ完成」と言えるところまで仕事を持って行く。
その期間で「ほぼ完成」まで持って行けないと判断したタイミングで
クライアントとスケジュールの見直しを交渉する
こういうスタイルで仕事をすべきとのことです。
いやまったく、おっしゃる通りです。何の異論もありません。

そして「締め切りを常に守れる仕事ができる人は、100 人に 1 人もいない」
のだそうです。本当?
翻訳の仕事をしていた時は、納期を守れなかったら 2 度と仕事はありませんでしたが。
100 人に 1 人も納期を守れないのだったら、大変じゃないか?
と思って、今の職場について考えてみましたが
確かに予定通りの日に契約書を作成できるプロジェクトってあまりなくて
希望する日時は「夢を語っている」のと同じことだと思うことがよくあります。
そうか・・・彼らに付き合って仕事をしている私が帰れないのは、そういうことなんですね。

語りかけてくるような文章で、あっという間に読めます。
通勤の友にお薦めです。



なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

  • 作者: 中島聡
  • 出版社/メーカー: 文響社
  • 発売日: 2016/06/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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菜根譚 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 [活字中毒のトモ]


菜根譚 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫)

菜根譚 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫)



前にビギナーズ・クラシックスシリーズの「孫子・三十六計」を読んで面白かったので
同じ方が書かれたこちらも購入したのだと思います。
孫子・三十六計」の書評を 2 年前に書いているところを見ると
たぶん買ってから長いこと寝かせていたはず・・・と思って Amazon の購入履歴を見たところ、
寝かせた期間は 1 年間でした。大概ですね。

菜根譚は、「論語」とならび各界のリーダーたちが座右の銘としてきた
処世訓の最高傑作だそうです。
今まで聞いたことありませんでした。各界のリーダーと接する機会がないからかしら?

「一歩を譲る」、「人にやさしく己に厳しく」など、人づきあいの極意、治世に応じた生き方、
人間の器の磨き方などが書かれています。
「君主は XX でなければならない」という書き方の文章が多いので
主に上に立つ人を対象に書かれているようです。

菜根譚の著者は、明代末期の人、洪 応明(字は自誠)さんであると書かれていますが
洪さんについては記録がほとんど残っていないようで、謎の人とされています。
湯浅さんは「役所勤めを終えて田舎に引退してきた知識人」ではないかと
推測していらっしゃいます。
確かに、現代語訳を読んでみると
俗世間から身を引いて、一歩離れたところから、俯瞰的に見ているイメージが伝わってきます。

「俗世間から身を引いて」と書きましたが、完全に世捨て人になってはいけないようなのです。
ですが名声や手柄、豊かな財産や高い地位などを追い求めることをやめれば
凡人の境地を脱することができるそうです。
また逆に、物に執着しないことが度を超えてしまって、心がすっかり枯れてしまっても
今度は人を救い物を利することができないので、ダメらしいです。
なんというか・・・バランスが大事というお話?
バランスを上手に保てる人が世の中で成功するってことでしょうか。
それは確かにそうだと思いますが、私はきっと菜根譚を読み間違っている
・・・そんな気がします。


菜根譚 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫)

菜根譚 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫)

  • 作者: 湯浅 邦弘
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版
  • 発売日: 2014/10/25
  • メディア: 文庫



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“一週間サイフ"で楽々お金が貯まる [活字中毒のトモ]


“一週間サイフ

“一週間サイフ"で楽々お金が貯まる



どうも Amazon は、横山さんの本を定期的に私に薦める傾向があるようです。
銀色 夏生さんのエッセイは、めったに薦めないのに。
Amazon がどういう思考回路でで、お薦めを選んでいるのか、興味があります。

結論から言うと、お金の本はもういいかな・・・と思いました。
私の中で、お金の使い方はすっかり固定していて、
この先給料が増える予定もない(失業の可能性はあるかもですが)ですし
食費も今以上切り詰めることはできないからです。
ただ、子供独立したり、もしかしたら親と同居したりすると、
家族構成は変わるので、その都度考えればいいかなという感じです。

こんな現状の私がピンとこなかったこの本は
「とりあえず、1 週間分の食費を財布に入れて、それを使い切るという生活をしてみる」
ことを勧めています。
クレジットカードや電子マネーを使わないことで、食費を見える化し
家計簿をつけなくても楽に食費を減らすことができると書いてあります。
楽にと書きましたが、要は思い込みを捨てて「なくてもなんとかなる」と
いくつかのことをあきらめれば、散在することがなくなる、と書いてあります。
確かにそのあたりの考え方は理解できますし、その通りだと思いました。
食べものだけじゃなくて、洋服も「今持っているもので、何とかなる」と思わないと
永遠に買い続けてしまいます。どこかで妥協が必要なのは、何でも同じだと思いました。

ひとつ面白かったのは、黒字家計の黄金比率のお話で
固定費 45%、流動費 35%、貯蓄 20%
が理想的な家計なのだそうです。
分かりやすい数字が出てきたので、目安にしやすいと思いました。



“一週間サイフ

“一週間サイフ"で楽々お金が貯まる

  • 作者: 横山 光昭
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2016/12/22
  • メディア: 単行本



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太宰治の辞書 [活字中毒のトモ]


太宰治の辞書

太宰治の辞書



配達あかずきん」を読んだ時に、
久しぶりに北村 薫さんの「円紫さんと私シリーズ」を読みたくなりました。
2 年前に、このシリーズの最新刊が出たと知って、さっそく Amazon で購入しました。

ところが読み始めるとさっそく違和感がありました。
なんと主人公の「私」はものすごく年を取っていて、既に結婚して子供までいたのです。
新しい話がリリースされなくても、世間と同じだけ年を取る主人公。
こんなパターンもあるんですね。もっと「私」がどのような男性とどうやって出会ったのか
いつ結婚したのか、いつ子供が生まれたのか等読みたいと思っていたのに
肩透かしを食らった気分です。

しかも、このお話はミステリーではありません。
出版社に勤める「私」が、古い時代の文豪が対談で間違ったことを言ったという記憶を頼りに
作品に書かれている言葉の意図をあれこれ推測して
「もしかしたら、思っていたのと違うかもしれない」事実を突き止めようとするお話です。
最初はピエール・ロチから始まって、三島 由紀夫、芥川 竜之介の作品などが登場し
そのあとに太宰 治の作品が出てきます。
「私」は太宰 治が「ロココ」という言葉をどのように解釈していたのかが
ものすごく気になったようで、太宰 治が当時持ち歩いていたと思われる
「掌中新辞典」の中で「ロココ」がどのように説明されていたかを突き止めたくて
多くの人に会い、いくつかの図書館を訪ねてゆきます。

古い文学作品がたくさん引用されていて、読むのに疲れる本でした。
何の本を読んでいるのか、途中で分からなくなりそうなほど
引用が多くて、こんな作品を読みたいのではなかったのに
読むのをやめてしまおうか、と途中で何度も思いました。

日本の近代の文学作品が好きな人なら、もう少し違った感想になるかもしれません。


太宰治の辞書

太宰治の辞書

  • 作者: 北村 薫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/03/31
  • メディア: 単行本



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配達あかずきん―成風堂書店事件メモ [活字中毒のトモ]




東京へ旅行した際に、Kindle Unlimited で借りて持って行きました。
定額だと、普段はあまり購入しないジャンルの本も気軽のダウンロードできて助かります。

主人公は書店に勤めている木下 杏子さん。
お客様のおぼろげな記憶から、お目当ての本を探し当てるのが上手で
きびきびと働くしっかり者です。
ですが、このお話の中で起こるちょっとした事件を解決するのは
書店のアルバイトで、有名大学の法学部に通う、西巻 多絵ちゃん。
彼女は手先が不器用でラッピングもへたくそですが、
杏子さんの集めた情報をもとに、いつも事件を解決してくれます。

本書には 5 つの短編が入っています。

・パンダは囁く
・標野にて君が袖振る
・配達あかずきん
・六冊目のメッセージ
・ディスプレイ・リプレイ

作者の大崎 梢さんは、書店の店員さんだったそうで
書店の中の仕事がとても細かく書かれており、それがリアルさを際立たせています。
だからお話を読んでいても、情景が頭にパッと浮かんできて
自分がよく行く書店では、こんな会話が繰り広げられているかしら?
と想像しながら楽しく読みました。

ミステリなのに、人が死なないところが好きです。
なんとなく、北村 薫さんの、円紫師匠と私が出てくるシリーズに似ている印象だなと思ったら
あとがきで戸川 安宣さんも同じようなことを書いておられたので
同じような印象を持つ人が割と多くいらっしゃるのではないかと思いました。
久しぶりに私シリーズを読みたい・・・と思って調べてみると
なんと 2015 年に 16 年ぶりに最新刊がリリースされていたようです。
それは読まないと・・・とさっそく注文したのでした。届くのが楽しみです。


配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)

配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)

  • 作者: 大崎 梢
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2009/03/20
  • メディア: 文庫



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ファミレス【上下 合本版】 [活字中毒のトモ]


ファミレス【上下 合本版】 (角川文庫)

ファミレス【上下 合本版】 (角川文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2016/05/25
  • メディア: Kindle版


娘の受験に付き添って東京まで出かけたときに、飛行機の中で読もうと思って買いました。
当初は Kindle Unlimited で別の本をいくつか借りようと思っていたのですが
ちょうどいいタイミングでこの本の文庫版の新聞広告を見てしまい、つい・・・買ってしまいました。
Kindle ストアでは「上下合本版」が販売されており
文庫本 2 冊を購入するよりちょっとだけ価格がお得だったのと
1 回でダウンロードできる気安さから、こちらを購入しました。

中学校の教師である宮本 陽平は、娘と息子が独り立ちし、
奥さんの美代子さんとの 2 人暮らしがスタートしました。
結婚当初から、子どものいる暮らしにすっかり慣れてしまった陽平は
奥さんとの 2 人暮らしに正直戸惑いを覚えています。
そんなとき、陽平は見つけてしまったのです。
美代子が本に挟んで隠していた、記名済の離婚届を。

中学校で陽平は、S.C.C.(サバイバル・クッキング・クラブ)という同好会を主催しており
それとは別で料理教室にも通っています。
そして料理つながりでおもしろい友達が 2 人いて
彼らもそれぞれに、家族との関係に悩んでいるのでした。
また陽平が受け持ったクラスには、家庭で大変な問題を抱えた生徒がおり
陽平の友達の家には、なぜか料理教室の先生とその娘が転がり込んできて
登場人物それぞれが複雑に絡み合っていきます。

お話の全体を通して、人生いろいろなことがあるけれど、食べものって大事だ
とうメッセージが聞こえるお話です。
読み進めていくと、おいしそうな料理のレシピがたくさん出てきます。
特に、陽平の友人である康文の作る料理は、本格的だけど手早くできるものが多くて
酒のアテを作るときに是非参考にしたいと思うレシピばかりでした。
この本に出てきたレシピを全部まとめて、本にしてくれないかしら。
とりあえず暇なときに、自分でメモ帳にまとめてみます。


ファミレス【上下 合本版】 (角川文庫)

ファミレス【上下 合本版】 (角川文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2016/05/25
  • メディア: Kindle版



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ざんねんないきもの事典 [活字中毒のトモ]


おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典

おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典



Amazon に薦められて購入しました。「図鑑・事典・年鑑」部門でベストセラーらしいですよ。

「一生懸命なのにどこかざんねんな生物」をまとめた事典だそうです。
常に蜜をなめていないと餓死してしまうハチドリや、
眠るとおぼれてしまうイルカ、0℃の海でも凍らないのに 3℃だと死んでしまうコオリウオ
などが紹介されています。

「ざんねんな」というよりは、進化の過程で「そうならざるを得なかった」
動物の習性や身体的特徴などが、
子どもでも分かりやすいようにイラストつきで書かれている本です。

だいたい 1 ページの広さに、動物の絵と、どの辺が残念なのかが書かれています。
動物ごとに 3 段階で「ざんねん度」が設定されていますが
そのランク付けは作者の独断と偏見によるものと思われるので
この度数はあまりあてになりません。

今まで知らなかった、動物の進化の過程がいろいろと分かったり
身体的特徴に驚いたり、楽しみながら読みました。
子どもの頃に読んだら、もっと熱中したかも。
Amazon のレビューを読むと「イラストが信用できない」と書かれていますが
個人的にはそんなことどうでもよくて、単純にうんちくを面白く、かつ分かりやすく知れた
くらいの印象でした。
小学生くらいの子に薦めると面白いと思います。



おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典

おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 高橋書店
  • 発売日: 2016/05/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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若者たちに「住まい」を! [活字中毒のトモ]




確か、「貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち」を読んだ時に
「とりあえず、住まいが提供されることが大事」みたいなことが書かれていて
なるほどな、と思ってこの本を買いました。そしていつものごとく放置していました。
細切れの時間に活字を追いかける目的で、最近ようやく本棚から引っ張り出しました。

岩波ブックレットなので、薄い本です。全部で 79 ページという薄さ。
ですが日本住宅会議という研究組織から出ているので、
なんというか・・・データがたくさん詰まっていて参考になる一方で
論文調の文章が読みにくい本でした。
4 つの章に分かれています。タイトルを読むと、どのような本であるのか分かりやすいです。

第 1 章: 若年層の住まいの全体像
第 2 章: 様々な人々が混ざり住む「シェア居住」
第 3 章: 若者の家族形成と住まいの国際比較
第 4 章: 若者の住宅問題をどう解決するか

まとめると、家に住むためのコストが、日本は高すぎるということです。
住宅制度が変わらなければ、若者は独り暮らしなんて贅沢なことはできなくなり
必要に迫られて他人とルームシェアをする人が増えるだろうということでした。
今となってはみんな分かっていそうなことですね。

ただ 1 点、海外との比較の章は、私が知らなかった情報が書かれていて
日本は他の国と比較すると、公共借家率が低くて、
住宅費の負担が大きいということが分かりました。
他の国はもっと、住宅に関する保護が手厚いようです。
イタリアやスペインなどは例外のようですが。

日本の住宅は、借りる時に敷金や礼金が必要であったり
単身者向けの補助が少なかったりで、
そもそも家を借りる時に「安くするには」を考えると
家賃が安いところを選ばざるを得ない感があります。
逆に、高額な家賃を払うゆとりのある人が、他の部分にお金を使いたいからということで
わざわざ安い家賃の家を借りるかというと、そういうイメージもありません。
住んでいる家が分かると、その人の暮らしぶりも分かってしまいそうです。

そしてそのような国で長年暮らしてきた私は
例えば娘が就職した後に「家賃がもったいないから友達とルームシェアをする」
と言ったなら「ああ・・・日本って本当にビンボーになったな」と思うでしょう。
私が若かったころは、家賃を浮かすために付き合っている彼氏と結婚しようとは思っても
他人とルームシェアをするという選択肢をとろうと思いませんでした。
今はもう、結婚なんて明らかに贅沢だし、なおかつ風雨をしのげる家を探すにも
独りではどうにもできない時代になったのですね。
そうであるならなおさら、独りでも賃貸住宅を借りれるように、家賃を下げてほしい
それができるのは民間ではなくて、やっぱり国だよな、と思いました。


若者たちに「住まい」を!―格差社会の住宅問題 (岩波ブックレット)

若者たちに「住まい」を!―格差社会の住宅問題 (岩波ブックレット)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2008/12/09
  • メディア: 単行本



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海外旅行熱、急上昇して急降下 つれづれノート(30) [活字中毒のトモ]




詩人の銀色 夏生さんが日常生活をつづったエッセイ。
2016 年 1 月 2 日から 2016 年 6 月 30 日までの出来事がつづられています。

この半年間は、海外旅行へ行きたい気持ちが高まったようで
ベトナムとやスリランカ、イタリアンアルプスなど、世界のあちこちを旅していらっしゃいます。
ですがいくつか行った後で、ツアー旅行は夏生さんに「向いていない」と実感し
申し込んでいた残りのツアーをキャンセルしてしまいました。
思い立ったら旅行を予約して、興味を失ったらキャンセルする。
こういう生活ができるのが、フリーランスで成功している方の醍醐味だと思います。

あと、前半部分では禁酒を始めて、かなり成功したようだったのに
後半まで読むと、いつの間にか酒が復活していました。
やっぱり、そうなりますよね、分かる分かる・・・と共感しながら読んだ 1 冊でした。

その他については、相変わらずスポーツクラブに通って
常連さんと仲良く運動していらして、
時折宮崎へ帰って持家の状態をチェック
追い出したはずの娘さんがしょっちゅう帰ってくるのに文句を言いながら
高校生の息子さんと穏やかに暮らす
しばらく前から続いているこの生活パターンが今回も続いていました。
変化が好きな夏生さんにしては、珍しい感じがします。
夏生さんは私より少し年上なので、
彼女の生活スタイルはなんとなく「年取るとこんな生活してみたいなあ」という指標になります。

ただ 1 点、断捨離だけは貫徹できないに 1 票です。

日記なので、空いた時間にぱらぱら、少しずつ読みました。
旅行について色々書かれているので、今度娘の受験につきそって旅に出るときまで取っておけば
良い旅の友になったかもしれませんが・・・読んでしまったので新しい本を探します。
Kindle Unlimited でいくつか借りていこうと思います。


海外旅行熱、急上昇して急降下 つれづれノート 30 (角川文庫)

海外旅行熱、急上昇して急降下 つれづれノート 30 (角川文庫)

  • 作者: 銀色 夏生
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2016/09/22
  • メディア: 文庫



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