So-net無料ブログ作成
活字中毒のトモ ブログトップ
前の10件 | -

涙のあとは乾く [活字中毒のトモ]


涙のあとは乾く

涙のあとは乾く

  • 作者: キャサリン.ジェーン・フィッシャー
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/05/27
  • メディア: 単行本


最近読んだ数冊の本によると、犯罪を犯す人はどうも
自分の都合ばかりを優先して、被害を受ける相手のことは考えていないようだ
ということが分かりました。
そういえば、ウチに被害者の気持ちをつづった本があったな・・・と気づいて
こちらを読みました。
Amazon の購入履歴を見ると、ちょうど 1 年前くらいに購入していたようなのですが
被害者の気持ちに寄り添うと、悲しい気持ちになってしまうのは分かっていたので
読むのをためらっていたのです。

読んでみると、予想通り悲しい気持ちになりました。
犯人は罪を犯した後も拘束されず、公判中でもアメリカに帰国できるのに
どうして被害者だけが、怪我を負った体で長時間の取り調べに耐え、
プライバシーを侵害され、
10 年以上もお金と時間をかけて裁判に訴えなければならないのですかね?
何かおかしくないですか?

本書の著者キャサリン・ジェーン・フィッシャーさんは、
2002 年に被害に遭われてから 15 年経った今も、こうして本を出版したり
実名と顔を出してインタビューに答えたりして、
世の中を変えていこうと戦っていらっしゃいます。
実に粘り強くて、心も本当に強い。

それにひきかえ、レイプ犯のブローク・ディーンズは、
キャサリンさんが警察に通報して、警官と一緒に現場に戻って犯人を捜した時に
まだ現場にいたそうです。
理由は帰営時間を過ぎて、基地に入るには許可が必要になったから。
どこまでアホなんだろうと思いました。
レイプなんか犯したら、普通捕まると思わないんですかね?
悪いことをしたから、逃げようと思いません?
それもしないということは、全く悪いと思っていないということですよね。
どうしてこうなってしまうのか・・・本当に分からないです。
さらに彼は、アメリカに帰ってからも、別の罪を犯して逮捕されています。
交際していた女性にも暴力をふるっていたようです。
もう更生の余地はないと思いました。どうしてこんな人になっちゃったんだろう。


涙のあとは乾く

涙のあとは乾く

  • 作者: キャサリン.ジェーン・フィッシャー
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/05/27
  • メディア: 単行本



コメント(0) 
共通テーマ:

男が痴漢になる理由 [活字中毒のトモ]


男が痴漢になる理由

男が痴漢になる理由

  • 作者: 斉藤章佳
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2017/08/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


zu2 さんの つぶやき をみかけて、興味を持ったので読んでみました。
なんというか・・・いろいろと考えさせられる本でした。

この本の著者は、斉藤 章佳さんという精神保健福祉士・社会福祉士の方で
主にアルコールやギャンブルなど各種依存症に陥った人が、その状態から抜け出し
健やかな人生を取り戻すための治療を行っていらっしゃいます。
性暴力をふるった人たちも、その治療の対象となり、
その中に痴漢の罪を犯した人も含まれるとのことです。
斉藤さんは、今から 12 年前に、日本初の「痴漢再犯防止プログラム」を立ち上げ
加害者と向き合って、2 度と罪を犯さない方向へ導こうと努力していらっしゃいます。

本書が明らかにしたところによると、
痴漢のリアルな実態は「四大卒で会社勤めをする、働き盛りの既婚男性」だそうです。
つまり普通の男性ですね。それが何らかのきっかけで痴漢行為をして
偶然それが成功してしまったことから、繰り返し行うようになっていくようです。
ですが痴漢をしない人は、満員電車で偶然他人のお尻に手が当たったからといって
以後痴漢行為に目覚めるということにはならないので、
目覚めてしまう人の方が明らかにヘンなのですが、
なんというか「そんなことで?」みたいなきっかけで、いとも簡単に痴漢行為に目覚めて
繰り返し行うようになってしまうようです。
そこには被害に遭う人の気持ちを考える余地はなく、ただ自分の欲求を満たしたり
ストレスを軽減させるために、他人に苦痛を負わせています。
なんで自分が会社で嫌なことがあったからといって、痴漢をしていいことになるのか
全く意味が分かりません。でもそういう思考だそうです。
しかも逮捕されて失ったものが「生きがい」って・・・ありえないです。
どこまで他人を馬鹿にしたら気が済むんでしょうか。
加害者は一度でもいいので、被害者と同じ目に遭ってみるといいと思います。

犯罪というのは、被害者の立場を思いやる気持ちや想像力が欠如しているからこそ
起こるのだということが、よく分かった 1 冊でした。
となると、犯罪をなくすためにはどうすればいいのか・・・人の性格ってそうそう変わりません。
やっぱり「三つ子の魂百まで」ってことで、小さなうちから刷り込みを行うのが大事なのかも。



男が痴漢になる理由

男が痴漢になる理由

  • 作者: 斉藤章佳
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2017/08/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



コメント(0) 
共通テーマ:

2018長谷川慶太郎の大局を読む [活字中毒のトモ]


2018長谷川慶太郎の大局を読む

2018長谷川慶太郎の大局を読む

  • 作者: 長谷川 慶太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2017/10/12
  • メディア: 単行本


空港でちょっと時間があったので、書店をのぞいたら、この本が平積みされていました。
見つけてしまったら、読まねば・・・長谷川さん、今年で 90 歳。いつまで読めるか分かりませんし。

さて本書によると、トランプ大統領は任期を全うできずに辞任に追い込まれる可能性があり
イギリスは EU 離脱によってジリ貧の将来が確定し
中国では習近平国家主席がますます独裁体制を確立させるそうです。
細かいところは本書でじっくりお読みください。

前回長谷川さんの「大局を読む」を読んだのは 2014 年版でした(その当時の感想は こちら
あれから 4 年も経っていますが、その間私は「大局を読む」を全く読んでいませんでした。
その間に、長谷川さんはトランプ大統領誕生を予測し、見事に予測通りになったそうです。
ですがここ数年予測し続けている中国崩壊は、まだもうちょっと先になりそうですね。

長谷川さんの著書を読むといつも思うのが、世界の相関図がきちんと頭に入っていて
ある国で起こった出来事が、別の国にどのように影響するのか正確に理解されていらっしゃるし
やっぱり長生きされていらっしゃるので、年の功というか、
「歴史は繰り返す」ということをよくご存じです。
トランプ大統領が誕生した時にエマニュエル・トッドさんはこの事実を
「みんなグローバル化に疲れている。これからは国という単位が重要な時代になることの現れ」
と評していらっしゃいましたが、長谷川さんはそういうきれいな言い方ではなくて
「トランプの掲げた政策を本当に全部実現させたら、それは昔のブロック経済と同じこと。
そのあとで恐慌が起こるよ」と指摘されていました。
そういや、そうでしたね。
歴史として学んでいる私は、どうしてもその「事実」を認識する能力に欠けています。
1927 年生まれの長谷川さんにとっては、恐慌や戦争は史実ではなく完全な「事実」で
「いつか来た道」を身体で知っているのです。
その点だけでも、長谷川さんの評論を読むのは価値があると思いました。
なんというか・・・達者な爺さんの昔話を聞いている気分。

あと先月の総選挙については、なぜあの時期に開催されたのか
私は全く理解していなかったのですが、この本を読んでようやく納得しました。
無駄にあの時期を選んで総選挙をやっていたわけではなかったんですね。
2020 年に改憲を実行するためには、
今選挙をして任期を伸ばしておかなくてはいけなかったと。

中国に関する章は、共産党大会が始まる前に書かれていましたが
終わった今読んでみると、当たらずと言えども遠からずな内容になっていました。
常務委員のメンバーはほぼ当てています。
ただ、新聞記事や Web サイトをいくつか読んでみたのですが
肝心の共産党大会の内容が、よく分かりませんでした。
習近平の権力が一層強くなったのは分かったのですが、他はさっぱり。
この辺りは、長谷川さんの本が悪いわけではないので
別のソースを使って、もう少し学習する必要がありそうです。


2018長谷川慶太郎の大局を読む

2018長谷川慶太郎の大局を読む

  • 作者: 長谷川 慶太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2017/10/12
  • メディア: 単行本



コメント(0) 
共通テーマ:

スズメ――つかず・はなれず・二千年 [活字中毒のトモ]


スズメ――つかず・はなれず・二千年 (岩波科学ライブラリー〈生きもの〉)

スズメ――つかず・はなれず・二千年 (岩波科学ライブラリー〈生きもの〉)

  • 作者: 三上 修
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2013/10/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


以前 カラスの本 を何冊か読んでいた時に、スズメも買ったらしいです。
そして、買ったことで満足して、寝かせていたらしいです。

岩波科学ライブラリーのうちの 1 冊で、118 ページなので気楽に読めます。
写真や絵も多く掲載されていて、見ると和みます。
著者は、鳥の行動や生態についての研究を専門とされていらっしゃる三上 修先生。
北海道教育大学の准教授だそうです。

スズメは身近な鳥ですが、身近すぎてあまり気にならない存在というか
(少なくとも私にとっては)いて当たり前な存在でした。
ですが、スズメは最近数が減っているそうです。
しかも昔と比べると半減してしまったとか。激減ですね。
巣をつくるのが難しくなったから、とか、繁殖が難しくなったから、とか
餌を取りにくくなったから、とか仮説はいくつかあるようですが、
完全に特定するのは難しいとのことです。

他にも、人の近くで生息する習性のある生き物であるとか、
100 個の卵のうち 6 年目まで生き残れるのは 1 羽とか
今まで知らなかったスズメの素顔を見ることができます。

沖縄ではスズメよりイソヒヨドリの印象が強いな・・・と思ったのですが
沖縄のうわさ話に こんなトピック が出ていました。
地域によって、スズメが多いところと少ないところがあるようです。
またおそらく、多いところでも、昔と比べたら数が減っていると思われます。
台湾から持ちこまれたシロガシラが原因かも?という意見もありました。
これを読んだだけでも、要因を特定するのは難しいというのが、よく分かりました。

個人的には、スズメは私のインコを救ってくれた恩人(人じゃありませんが)
ということもあり、好きなので、カラスよりほのぼのした気持ちで本を読むことができました。
昔、私の飼っていた手乗りインコが、ある日窓から飛び立ってしまって
あちこち探しまわった結果、スズメと一緒に近くの軒先にいるのを見つけたのです。
近くにスズメがいてくれたからこそ、遠くに行かずにスズメと群れてくれて
大きな声で鳴いていたので、なんとか見つけて保護することができました。
種類の違う鳥を、よく仲間に入れてくれたものだと思います。


スズメ――つかず・はなれず・二千年 (岩波科学ライブラリー〈生きもの〉)

スズメ――つかず・はなれず・二千年 (岩波科学ライブラリー〈生きもの〉)

  • 作者: 三上 修
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2013/10/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



タグ:スズメ
コメント(0) 
共通テーマ:

85歳のチアリーダー [活字中毒のトモ]


85歳のチアリーダー

85歳のチアリーダー

  • 作者: 滝野 文恵
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2017/07/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


某日、新聞のコラムでこの本が紹介されていて、
面白そうだと思って Amazon で探してみたところ、
単行本は 1~2 カ月経たないと発送してくれない、と表示されていました。
大変人気の本のようです。1~2 カ月は待てないので Kindle にダウンロードしました。
電子書籍って、こういうとき本当に便利です。

この本を書かれた滝野 文恵さんは、チアダンスチーム「ジャパンポンポン」の会長を務めていらっしゃいます。
このチアダンスチーム、なんとメンバーの平均年齢が 71 歳。
滝野さんご自身は今年で 85 歳だそうです。
そう、ただのチアダンスチームではなくて、シニアのチアダンスチームなのです。
滝野さんが 63 歳の時に立ち上げたのだとか。
それから 20 年以上、元気に活動中だそうです。


これは昨年の 3 月に、USANationals-2016 にゲスト出演されたときの映像だそうです。
めっちゃ踊ってます。ちゃんと揃ってます。

また滝野さんがストレッチしている写真が本に載っていましたが
身体がものすごく柔らかい!私の 3 倍以上は柔らかいと思います。
きっとこの柔らかさが元気の秘訣なんだと思います。
絶対、死後硬直は、まだ全然先の話でしょう。

滝野さんは 1932 年生まれということで、人生を語り始めると戦中の記憶もしっかりあって
人より本当に多くのことを経験されていらっしゃいます。
またご家庭が割と裕福だったというか、お父様がもともとシンガポールで働いていた実業家で
海外へ行くことに抵抗のない環境だったようです。娘である滝野さんにも、
大学卒業後にアメリカ留学させてくれたお父様。その当時の普通の家庭の父親のイメージとは
ずいぶん違う方だったようです。
こういうお話を読むと、親の考えが子供に与える影響が計り知れないということがよく分かります。
今 85 歳の女性で、アメリカに留学経験のある人って、どれくらいいらっしゃるんでしょう。
私の年代ですら、女性がきちんと仕事をしだしたのってつい最近だと思うので
85 歳の女性たちの中で「これからは女も自立しなくては」と言って留学に行かせてくれる
お父様をお持ちの滝野さんは、ものすごく稀な存在で、ラッキーな方だと思います。

ラッキーな方だな、とは思いましたが、彼女の人生は決して順風満帆な時ばかりではなく
結婚生活も大変だったようですし、お母様との関係はお父様とのそれほどは良くなかった様子。
だけど、興味を持ったことはとりあえず実行してみる、という姿勢が一貫しています。
1 度やってみて、ダメだったら深追いしないであきらめるんだそうです。
これを読んで「あ、それでいいんだ」とものすごく納得しました。
物事を始める時に、うまくいくかどうかなんて、考えなくていい、と背中を押された気がして
とても安心しました。

気楽に読めて、元気が湧く本です。
気分が沈んでいる人にお薦めです。


85歳のチアリーダー

85歳のチアリーダー

  • 作者: 滝野 文恵
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2017/07/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



コメント(0) 
共通テーマ:

組長の妻、はじめます。: 女ギャング亜弓姐さんの超ワル人生懺悔録 [活字中毒のトモ]


組長の妻、はじめます。: 女ギャング亜弓姐さんの超ワル人生懺悔録

組長の妻、はじめます。: 女ギャング亜弓姐さんの超ワル人生懺悔録

  • 作者: 廣末 登
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/09/15
  • メディア: 単行本


東洋経済 ONLINE の こちらの記事 を読んで、なんだかおもしろそうだと思い、購入しました。
ですが、読み進めるうちに、何か違和感を覚えました。
これ、そんなにいい話か?どうやら私は記事という名の宣伝に騙されたようです。

この本を書いたのは、廣末 登さん。犯罪社会学を専門とし、
青少年の健全な社会化をサポートする家族社会や地域社会の整備を中心テーマとして扱う、
大学非常勤講師だそうです。
大学の博士論文を書いている頃から、ヤクザの調査を始めて
人づてに色々なヤクザを紹介されていくうちに、
当時ヤクザをやめて堅気の仕事をしていた、元組長という男性を紹介されました。
それがこの本の主人公、朴 亜弓さん(仮名)のご主人だったそうです。

この本には、亜弓姐さんの半生がつづられていますが
なんというか、悪いことをする人は、そのことをあんまり悪いことだと思っていないことと
事実をどうやって捻じ曲げて正当性を保とうかを常に考えていることが
よく分かった本でした。
この本を読んでいる間の大半は、亜弓姐さんは自分の持っているシャブを
どうしたら警察に見つからずにうまく隠せるかとか、
どうしたら数分のうちに車を盗んで逃げおおせられるかとか
そんなことばっかり考えています。考えるとこ、そこ?人生疲れないかね?
それに、どの事件についても、非常に淡々と語られているのが印象的です。
大げさに語ればいいのかっていうと、そうではないと思いますが
ここまで悪いことをしている事実を、本にして、何が楽しいんだ?

あと、生まれた家によって、その後の人生って決まってしまうものだな
というのが、強く記憶に残る本でした。
亜弓姐さんの場合、父もヤクザ、大伯父もヤクザ。
従妹からもらうお下がりの制服がスケバン風・・・って、どんな家庭やねん。
それが「普通」になってしまう暮らしは想像がつかないというか
もし親を選べるのだったら、こんな両親のところに産まれようとはまず思わない環境です。

そんなわけで、最終的には姐さんは旦那さんのおかげで昔の仲間とも手を切って、
シャブもやめられたようなのですが、最後は更生してめでたしめでたし…とは思えない本です。


組長の妻、はじめます。: 女ギャング亜弓姐さんの超ワル人生懺悔録

組長の妻、はじめます。: 女ギャング亜弓姐さんの超ワル人生懺悔録

  • 作者: 廣末 登
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/09/15
  • メディア: 単行本



コメント(0) 
共通テーマ:

家族の悪知恵 (身もフタもないけど役に立つ49のヒント) [活字中毒のトモ]


家族の悪知恵 (身もフタもないけど役に立つ49のヒント)

家族の悪知恵 (身もフタもないけど役に立つ49のヒント)

  • 作者: 西原 理恵子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2014/05/20
  • メディア: 新書


宅建の勉強ばかりして、しばらく読書をしていなかったのですが
試験が終わったのでやっと読書を再開できました。
以前読んだ「生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント」の続編です。
「家族の悪知恵」というだけあって、家族についての悩み相談がまとめられています。

「娘が親離れして寂しい」という悩みには「犬か猫でも飼えば?」
「妻の浪費癖を何とかしたい」という相談に「サクッと損切り。できないなら経済封鎖」
しごくまっとうで、明快な解決策が提示されています。

生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント」の感想にも書きましたが
こうやってまとめて読むと、人の悩みって本当にあほらしいというか
悩んでいないで、とっとと行動すれば解決することばかりだと思います。
でも、悩むんですよね。私も同じです。
悩んでいても、何の解決にもならないのに、何で悩むんだろう?
心の準備運動みたいなもの?
もしくは、悩みながらも耐えていたら、状況の方が勝手に変わるってこともあるので
それを待っているとか?

巻末には特別企画と題して、母子座談会「西原家の悪知恵」が入っています。
ついに息子さんと娘さんが座談会に登場して、自分の思っていることを
(多少はリップサービスが入っているにしても)きちんと公の場に伝えるようになったようです。
この本が出版された当時(2014 年 5 月)、
息子さんは高校 2 年生でアメリカ留学を計画中。
娘さんは中学 2 年生で、反抗期一歩手前の頃。
一応座談会なので(つまりはお仕事)、2 人ともきちんとお母さんを立てたコメントをしています。
今の若い人たちってこういうのが上手で、すごいなと思います。
変な大人も、ちゃんと立ててくれる。
私はどちらかというと「大人なんだから、ちゃんと大人として振る舞え」
と思ってしまう方で、自分のことばかり語るじいさんとか絶対尊敬しないですし
立てようと思わないので、それをさらりとやってのける若い人たちは本当に偉い。
なんだろう、生まれたときから少子高齢化の世の中で、老人に囲まれて育ったから?


家族の悪知恵 (身もフタもないけど役に立つ49のヒント)

家族の悪知恵 (身もフタもないけど役に立つ49のヒント)

  • 作者: 西原 理恵子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2014/05/20
  • メディア: 新書



コメント(0) 
共通テーマ:

どのマンション管理組合も陥る管理会社頼みの7つの失敗とその回避策 [活字中毒のトモ]



賃貸住宅に住んでいる私は、マンションの管理には特に興味がないのですが
宅建の勉強をしていて区分所有法がどうしても上手に覚えられなくて
何か面白い勉強法はないかと思って、区分所有法に関する本を Amazon で探してみたところ
マンション管理士やマンション大規模修繕のノウハウ本が検出されました。
いくつか Kindle Unlimited を使ってダウンロードしてみたうちの、第 1 弾がこちらです。

起業革命コンサルタントの菅谷 信雄さんの著書です。
ご自身がお住まいの豊島区内某マンションで、管理組合の理事長を複数回務めたご経験を
まとめた本のようです。
78 ページにまとめられていて、読みやすかったです。

菅谷さんがマンションの管理組合の業務に携わって 20 数年。
その間に理事長を数回務め、理事会の役員ではない年も
マンションのご意見番として理事会に参加されるそうです。
マンションに入居すると、管理組合には必ず加入しないといけないので
そこがすごく面倒だと思って、それがマンションを買わない理由の 1 つとなる私とは
真逆の資質をお持ちの方のようです。
こういう方がいてくださると、マンションの管理がきちんとなされるのでしょうね。

面倒だと思いがちな管理組合の運営ですが
管理会社に任せきりにせずに、自分たちが積極的に介入すべきというご意見は
本当にその通りで、それを入居以来ずっとやり続けておられる菅谷さんは
相当なエネルギーをお持ちの方と思います。
これを読むだけで「面倒。。」と思ってしまう私とは、本当に大違い。

また理事長の仕事が非常に大変であることに驚きました。
多額のお金を運用して、必要な設備を決め、業者から見積もりを取り
管理会社とも連携して・・・本当に大変です。
そしてそれを無給でやる。
普通に企業に勤めていたら、有給でやることばかりです。
また理事の権限はかなり大きなものなのですね。
高額のお金を管理できるし、やろうと思えばコネを使って業者を選ぶこともできる。
マンションの住人なんて、たまたま同じマンションに住むことになったというだけで
どういう素性の人かも分からないし、正確なんてもちろん分からないのに
持ち回りで理事会の役員をすることは、本当に理にかなっているのでしょうか。
企業の社長職が持ち回りとか、聞いたことがありません。
起業と比べるな、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが
この本に書かれていることが事実だとすると、マンションの管理組合の運営って
企業の運営と変わらないくらい大変だと思いました。
ですが住むためのメンテナンスというか、快適に住宅に住まうには
それなりの労力が必要なのですね。大金を出して家を買っても、生涯に渡って
色々とメンテナンスが必要なようで。買ったら終わり、でないのはよく分かりました。

それで区分所有法は理解できたかというと・・・そうでもないです。次行ってみよう。



コメント(0) 
共通テーマ:

フォース・ターニング [活字中毒のトモ]



メルマガ「ロシア政治経済ジャーナル」の発行者、北野 幸伯さんが薦め、
監訳が戦略学者の奥山 真司さんときたら
買わねば・・・と思って買ってみましたが、なんだか読みにくい本でした。

そもそもこの本は、もともとアメリカで 1997 年に出版されたようです。
そして、20 年の年を経て、日本語化されました。
何が興味深いって、この本の中身は、ざっくり書いてしまうと政治経済のサイクル理論なのです。
20 年で世代交代が起こるたびに、世の中も大きく変わっていくというお話。
それで、出版から 20 年経った今、この本に書かれていたことは、当たったの?外れたの?

読んでみても、あまりよく分からなかったのです。
というのも、この 20 年の波を表す表がめちゃめちゃ分かりにくくて
一体何を説明したかったのか、一読しただけではさっぱりでした。
というわけで、自分が理解できるように、おさらいのつもりでこの記事を書いています。

歴史上で起こった出来事にはパターンがあって、英米社会ではおよそ 20 年ごとに
新しい時代がやってくるそうです。そしてその節目は大まかにいうと 4 つあって
それらが一通りやってくると、また元の時代に戻ると・・・つまり循環しているそうです。
ただし時代はきっちり 20 年で移り変わるというわけではなくて(そりゃそうですよね)
誤差も合わせると、1 循環終わるのに大体 100 年くらいかかるそうです。
なぜかというと、人の一生がだいたそれくらいで終わるから、とのこと。
1 つの節目を 1 世代が担うわけで、世代交代が起こるたびに、節目も変わるそうです。

本書によると、これまで 5 つの循環を経ているそうです。

序盤: イタリア戦争から始まった循環(1494~1568)
第 1 の循環: オランダ独立戦争から始まった循環(1568~1672)
第 2 の循環: スペイン継承戦争から始まった循環(1672~1792)
第 3 の循環: フランス革命とナポレオン戦争から始まった循環(1792~1914)
第 4 の循環: 第 1 次、第 2 次世界大戦から始まった循環(1914~)

でも循環が始まるのは戦争が起こった時、とか言いながら
循環がスタートするのは戦争が終わった後からのようです。
計算合ってるか?そこが合わないから、何を言っているのか分からなくなったんですね。
循環が終わるきっかけが戦争で、それは第 4 の節目に起こるけど
新たな循環が始まるのは、戦争が終わった後って言ってくれれば、分かりやすいのでは?

4 つの節目は下記のとおりです。

1. 高揚(現在の節目では 1945~1964)
季節で表すと春。制度が強まって、個人主義が弱まる上昇的な時代。
新しい社会秩序が浸透して、古い価値による制度が崩壊していきます。
「預言者」の世代が生まれる節目。彼らの外的人格(ペルソナ)は伝道師。

2. 覚醒(現在の節目では 1964~1984)
季節で表すと夏。精神面での激変が起こる、情熱的な時代。
既存の社会秩序が、新しい価値観による制度から挑戦を受けます。
「遊牧民」の世代が生まれる節目。彼らの外的人格(ペルソナ)は喪失。

3. 分解(現在の節目では 1985~2007?)
季節で表すと秋。個人主義が強化されて制度が弱まる下降的な時代。
古い社会秩序は衰退して、新しい価値観による制度が植え付けられます。
「英雄」の世代が生まれる節目。彼らの外的人格(ペルソナ)は兵士。

4. 危機(現在の節目では 2008?~2026?)
季節で表すと冬。社会が激変を迎える決定的な時代。
古い価値観が新しいものと代わり、社会秩序の変化を推進します。
「芸術家」の世代が生まれる節目。彼らの外的人格(ペルソナ)は沈黙。

ただし、外的人格(ペルソナ)は、必ずしもぴたりと一致するわけではなく
違う外的人格(ペルソナ)が当てはめられることも多いようです。
他にも「ベビーブーマー」とか「第 13 世代」とかありました。

私たちは第 2 次世界大戦が終わった時から始まった第 4 の循環を生きていて
今「4. 危機」の段階にいるそうです。
この本では「3. 分解」が 1980 年代半ばから始まって、
2000 年代半ばに終了することになっている、と書いてありましたが
「4. 危機」に入ったのはいつなんだろう?2008 年のリーマンショックあたり?
そうだとすると、本書では「4. 危機」が終わる年は 2026 年と予測されていましたが
誤差も考えて 2030 年くらいまでは、世界の情勢は不安定で
いつどこで戦争が起こっても仕方がない時代であると考えていいかもしれません。
でも「4. 危機」の時代に登場した新しいアメリカの大統領がトランプさんということは
今後アメリカはどのような社会になるのか、ちょっと想像がつきませんね。

ただ、現在は「遊牧民」の世代が政治の表舞台に出て頑張っていて
年老いた「預言者」の世代がそれを助けてくれるか、どうなのか?
という時代であるようです。
ルーク・スカイウォーカーを助けてくれるオビ・ワン・ケノービみたいな人がいるのか
白雪姫の継母みたいに足を引っ張る人が出てくるのか
そこもよく分からなということで・・・予測って本当に難しいです。
私は「遊牧民」の世代ですが、この世代はサバイバル能力が高いそうです。
社会が本当に危機である時代に、中年期に差し掛かるからだそうです。
私たちは、年老いた芸術家が放棄した
家族とコミュニティの儀式を再構築する役割を担うそうです。本当か?



コメント(0) 
共通テーマ:

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること [活字中毒のトモ]


未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)

  • 作者: 河合 雅司
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/06/14
  • メディア: 新書


Amazon でお薦めされたので、買ってみました。
日本人ならみんな薄々気づいているであろうことが、分かりやすい文章で書かれています。
この本によると、日本は近い将来人口が激減し
スカスカになった国土には、税収不足で予算確保がままならないまま
老朽化したインフラが放置され、充分な行政サービスが行き渡らないまま
独り暮らしの高齢者がパラパラと住み続けている社会になるそうです。
そりゃそうですよね、子どもを産んで育てるのに、こんなに費用がかかる国では。

そして「日本を救う 10 の処方箋」として、下記が提示されています。

1. 高齢者を削除
2. 24 時間社会からの脱却
3. 非居住エリアを明確化
4. 都道府県を飛び地合併
5. 国際分業の徹底
6. 匠の技を活用
7. 国費学生制度で人材育成
8. 中高年の地方移住推進
9. セカンド市民制度を創設
10. 第 3 子以降に 1,000 万円給付

詳細は本書をお読みいただくと、よく分かると思います。
私が面白いと思ったのは「8. 中高年の地方移住推進」で
中高年を「もう 1 度(もしくは今から)大学に入学して学びなおしたい」
という気持ちにさせることで、地方大学に入学させ、地方に引っ越してもらうプランです。
こうすれば、少子化で困っている大学も、倒産せずに済んで 1 石 2 鳥。
これ、私やりたいです。だけど私が行くとなると、てっとり早く琉大とかになりそう。
内地の大学を出たので、逆に今身近なところにある琉大に興味がわきます。

あと、子どもを 1 人しか産まなかった私が、
何が違っていたら子だくさんの家庭を持っていたかも想像してみたのですが
子育てに理解のあるパートナーと、経済力が、やっぱり大事だと思いました。
今は誰もが仕事をする時代になりましたが、
ゆとりのある生活ができるほど稼げている人は少なくて
子どもを持つのはほとんど趣味に近いものになっているので
第 3 子にといわず、生まれてくる子全員に 1,000 万円支給してくれるとか
学費を全額免除にしてくれるとかだと、もう少し産む人も増えるかもしれません。
あとは子供を産んでも仕事を継続できる環境を整えることです。
子どもが病気になった時に休みやすい職場にするとか
病気の子を預かってくれる施設を増やすとか、そのあたりが変わったら
子どもも産みやすくなるのにな、と思いました。

会社で病児保育付きの保育園、作ってくれないかしら。
・・・よく考えたら、そういう保育園ができても、私はもう利用しないんですよね。
ですがそれを言ってしまうと、何も変わらないと思うので
今度は娘が同じ立場になった時に、働きやすい環境を整えるつもりで
いろいろ考えていこうと思いました。



未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)

  • 作者: 河合 雅司
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/06/14
  • メディア: 新書



コメント(0) 
共通テーマ:
前の10件 | - 活字中毒のトモ ブログトップ