So-net無料ブログ作成
活字中毒のトモ ブログトップ
前の10件 | -

君に友だちはいらない [活字中毒のトモ]


君に友だちはいらない

君に友だちはいらない

  • 作者: 瀧本 哲史
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/11/13
  • メディア: 単行本


タイトルを見ると衝撃的ですが、要点をまとめると
「Facebook で『いいね!』をしてくれる友だちはどうでもいい。
必要なのは、同じ目標の下で、苦楽をともにする『戦友』である」
というお話。

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する」を読んだ後で、
本書を買いました。
たぶん「海賊の経済学 ―見えざるフックの秘密」を買った時点で
この本も買ったと思うのです。
ですが、読んだのはこの本が先でした。
なんとなく、文字が大きくて、読みやすそうだと思ったのです。

著者は瀧本 哲史さん。
本書を書かれた段階では、ご自身の身分を「エンジェル投資家」と名乗っておられます。

この本を読み始めたころ
海賊の経済学 ―見えざるフックの秘密」のついでに買ったことをすっかり忘れていて
こちらから読んでしまいました。
それが失敗だったのかも?
あまり記憶に残りませんでした。

ただ、著者が非常に頭がいい、かつ彼自身も自分が頭がいいと認識している
のだけは分かりました。
とにかく、自分の成功体験が、いたるところに書かれているのです。
読んでみると、確かにそれはいいことだと思いました。
だけど、他にどうやって応用すればいいのか、よく分からない。
コンサルティング会社って、面白そうだというのは分かりました。

あと著者が漫画「ワンピース」を好きではない、というのもよく分かりました。
現実ではあんなこと、ありえない、というのです。
まあ、そうですよね。
私も現実的ではないと思います。評価のポイントは別のところにあるはず。

そしてさらに残念なことには、この本が書かれたのは 2013 年で
紹介されたコンテンツを無料で見るのが難しいことです。
無料で「王様のレストラン」を見ようとすると、
変なコンテンツが多いのにはびっくりしました。

ただ、メーカーの暗い未来を当てていたことはすごかった。
またゴキブリを 1 匹見つけたときは全力で殺そうとするのに
雇った人間が 1 回妙なことをしたのを何故許すのか
本人が「これはグレーゾーンなんですよ」と強弁しているケースでも
客観的には黒も黒、即アウトであることが少なくない
という意見は興味深かったです。
世の中逆の意見が圧倒的に多いので。
もしかすると「世の中の意見」というのは自分に甘い人が流しているのかもしれないです。
そして世の中も「それでいいか」と思いがち。
そのほうが、みんなにとって楽ですからね。

また、アメリカが「海賊そのものの」という意見は面白かったです。
アメリカは、海賊のような国だからこそ
みんな平等に出征する機会を与えられ、しょうもないしがらみにとらわれない。
どんどん新しい発見をして、新しい仕事を生み出す。
なるほど、と思いました。
単純に下手な鉄砲を撃っているわけではなかったんですね。
海賊だったんだ。言い得て妙だと思いました。

ナショナリストへの厳しい意見も興味深かったです。
「昔は良かった」といってはいけないのも、よく分かりました。



君に友だちはいらない

君に友だちはいらない

  • 作者: 瀧本 哲史
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/11/13
  • メディア: 単行本



コメント(0) 
共通テーマ:

ダンナ様はFBI [活字中毒のトモ]


ダンナ様はFBI (幻冬舎文庫)

ダンナ様はFBI (幻冬舎文庫)

  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2012/02/09
  • メディア: Kindle版


Kindle Unlimited でお薦めされたので、読んでみました。
お昼を食べながらちょっと軽めのお話を読みたかったのです。
この本の著者、田中 ミエさんは、フリーのコピーライター。
仕事のクライアントである、外資系化粧品会社の重役と打ち合わせをするために
某ホテルを訪れました
・・・が、重役の部屋にたどり着く前に屈強な外国人から足止めを食らいます。
そう、その人こそ、田中さんのダンナ様となる男性で、当時は現役の FBI 捜査官でした。

この出会いが結婚に結び付くのがとても不思議でした。
クライアントに呼ばれて待ち合わせ場所にやってきたのに
不審人物と間違われて足止めを食らった相手から、
番号を教えてもいないのに電話がかかってくるんですよ?
私なら一発でストーカー認定です。
親しくもないのに定期的に手紙やテープが届くなんて
・・・キモイ以外の感想が出てきませんが
何がどうなったのやら、2 人はめでたく結婚して、日本で暮らし、子供も授かりました。
夫婦の出会いって、本当にわからないです。

結婚にたどり着くまでの経緯が不思議だった 2 人ですが、
結婚後の相性は悪くなかったようで、
田中さんはダンナ様の奇妙な要求にちゃんと応えていきます。
例えば、家を借りるのに、プロの錠前師に頼んで追加で鍵を取り付けてもらったり
CD やプラスティックも砕けるシュレッダーを探したり
秋葉原で専用の PC を買うのに、ダンナ様の要望を店員に細かく伝えたり
今ならネットが使えるので楽かもしれませんが、これ 30 年以上前の話ですから
本当に大変だったと思います。
やはりというか当然というか、国際結婚は言葉が自由な方が
不自由な方をサポートすることが圧倒的に多いというのがよく分かります。
田中さんの場合はアメリカ人のダンナ様が日本に引っ越して、
結婚生活をスタートさせていらっしゃるので
田中さんの負担はどうしても重いだろうと推察できました。
これが田中さんがアメリカに行くという結婚生活であったら
立場は全く逆だったと思います。
ただしこのお 2 人は田中さんのキャリアをとても尊重されていたようなので
そのようなパターンはあり得なかったかも。

あとは、ダンナ様にビジネスの基本を教え込まれて、
キャリアを築き上げていく田中さんの様子を読んで、
プリティウーマンみたいと思いました。
あの映画は最後、ヴィヴィアンが大学に行こうとしている場面で終わっていますが
一般的な女性が一流のビジネスマナーを身体で叩き込まれている感じが似ています。
ダンナ様がいなかったら、田中さんはフリーであれほど成功できなかったのでは?
あんなに妙な出会いなのに、こんなに有意義な結婚生活って成立するんですね。
私ももっと、妙な出会いを大切にしていたら今頃別の世界が
・・・いやいや、私の前に現れた「妙な人」は明らかに妙だったので
たぶんそれはないと思います。


ダンナ様はFBI (幻冬舎文庫)

ダンナ様はFBI (幻冬舎文庫)

  • 作者: 田中 ミエ
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2012/02/09
  • メディア: 文庫



コメント(0) 
共通テーマ:

遺伝か、能力か、環境か、努力か、運なのか [活字中毒のトモ]


遺伝か、能力か、環境か、努力か、運なのか: 人生は何で決まるのか (平凡社新書)

遺伝か、能力か、環境か、努力か、運なのか: 人生は何で決まるのか (平凡社新書)

  • 作者: 橘木 俊詔
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2017/12/17
  • メディア: 新書


子育てをしていたころは、貧困が連鎖する、とか
収入が高い家庭の子の方が成績がいい、とかは、ただの結果論だと思っていました。
家庭が貧しいほうが、やりたいことをあきらめなくてはいけない確率が高いから
行きたい学校にも行きづらいだろう
収入が低いと、子供を塾に通わせるお金が無くなるから
学力が高くないのもうなずける
だけど、親がきちんと勉強を見てやることができれば塾代はいらないし
やりたいことをするための道は一つではないから
工夫をすれば望みを捨てなくてもいいんじゃないか・・・と思っていました。
でも、違うんですね。

本書では、人がどのような境遇にあれば成功するのかを、
次の 5 つに分けて検証しています。

1. 遺伝
2. 能力
3. 環境
4. 努力
5. 運

この本を読んで分かったことですが、遺伝は思ったほど気にしなくていいというか
親からどのような遺伝をもらったとしても
育てられ方や受けた教育によって多くがカバーできるようです。
SES(社会経済的地位)の低い家庭(下流階級)に産まれた子どもが養子に出されて、
SES の高位か中位(すなわち中上流階級)の家庭に育てられたとき、
IQ は下流階級よりも 18 ポイントの上にあることが分かった。
つまり、IQ に関して、育てられた環境が良ければ、
知能そのものが上がる可能性がある、という文章が印象的でした。

また社会経済的地位の低い人が貧困になる確率は確かに高いのではあるが、
IQ の低い人が貧困になる確率の方がはるかに高い、というところも
思わずメモを取ってしまったほど気になりました。
さらに、私って IQ いくつくらいあるんだろうということが気になって
思わずその場で IQ テスト を受けてしまったほどです。
そうしたら そこそこ良い結果 が出てしまって
IQ が高いと貧困になる確率が低いのに、私の給料どうしてこんなに低いんだろう?
と一瞬考えこんでしまいましたが
よくよく考えれば、日本一賃金が低い地域で
それをメリットととらえた企業が設立した会社に入社して働いているのですから
それは当たり前ですね。
もっと年収を上げたければ、働く場所を変えればいいだけのことでした。
望んでこの地に置いてもらっているのに、
低年収について考えても意味がありませんでした。

また私が新卒の頃はとても不景気で、なかなか就職が決まりませんでしたが
そういうのは「運」が悪かったということになるでしょうか?
運が悪ければ、その他の要素でカバーすればよいこと、という意見は
今考えればまあ、その通りなのですが
若いころは視野も狭かったので、選択の幅を広げられなかったようです。



遺伝か、能力か、環境か、努力か、運なのか (平凡社新書860)

遺伝か、能力か、環境か、努力か、運なのか (平凡社新書860)

  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • メディア: Kindle版



コメント(0) 
共通テーマ:

コーヒーが冷めないうちに [活字中毒のトモ]


コーヒーが冷めないうちに

コーヒーが冷めないうちに

  • 作者: 川口俊和
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2015/12/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


新聞に広告が出ていて「4 度泣ける」と書かれていたので、読んでみることにしました。
でも泣けませんでした。

<Amazon の内容紹介から抜粋 ここから>

とある街の、とある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるという

ただし、そこにはめんどくさい……
非常にめんどくさいルールがあった

1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできない
2.過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない
3.過去に戻れる席には先客がいる
その席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
4.過去に戻っても、席を立って移動する事はできない
5.過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、
そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ

めんどくさいルールはこれだけではない
それにもかかわらず、今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる

喫茶店の名は、フニクリフニクラ

あなたなら、これだけのルールを聞かされて
それでも過去に戻りたいと思いますか?

<Amazon の内容紹介から抜粋 ここまで>

これはライトノベル・・・?
まずは登場人物の名前が頭に入りにくいのがネックだと思いました。
流とか計とか数とか・・・人の名前だというイメージがないので
覚えるのに苦労し、そのせいで登場人物の特徴もつかみにくかったです。

「過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない」とありますが
登場人物が過去に戻って、別れる恋人にかける言葉を変えたリ
会うのを避けていた妹に会ったりするのは
現実を変えるためというよりは、過去の自分の行動を恥じて
それを挽回したいからなのです。
この設定がとても嫌いといいますか、
どうしてみんな、もっと自分の行動に責任を持たないのだろう?と思ってしまいました。
人に言葉をかける時とか、口を開く前にどうしてもっと考えないのだ
会うのを避けていた人が亡くなったからといって、
どうして過去に戻りたいなんて思うのだ
自分が会うのを避けていたために、もう 2 度とその人に会えなくなった
それは自分の責任なので、自分できちんとその事実を受け止めないといけないのでは?
百歩譲って、軽々しくきつい言葉を投げつけるのは構わないとして
それを過去に戻ってやり直そうと思ったりしないでほしいのです。
言われた方の、された方の身にもなってほしい。私が厳しいのですかね?

というわけで、全然共感もできないし、泣けもしないお話でした。
個人的にお薦めしません。


コーヒーが冷めないうちに

コーヒーが冷めないうちに

  • 作者: 川口俊和
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2015/12/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



コメント(0) 
共通テーマ:

結婚生活を成功させる七つの原則 [活字中毒のトモ]


結婚生活を成功させる七つの原則

結婚生活を成功させる七つの原則

  • 作者: ジョン・M・ゴットマン
  • 出版社/メーカー: 第三文明社
  • 発売日: 2017/08/07
  • メディア: オンデマンド (ペーパーバック)


残酷すぎる成功法則 9割まちがえる『その常識』を科学する」の中で
紹介されていた本です。
紹介はされていたものの、具体的な原則の内容がよく分からなかったので
実際に読んでみることにしました。

本書は 1994 年に出版された「なぜ、結婚生活に成功と失敗があるのか」に
さらなるデータ分析を加え、完成させたものだそうです。
2000 年には「愛する二人、別れる二人」というタイトルでも発刊されていたそうですが
原書の内容により忠実な表題をつけて、新装版として今年再リリースされました。
1,000 組以上の夫婦を面接し、そのうち 650 組を 14 年間追跡調査した結果
2 人の人間関係を改良・改善・強化できる、日常生活のちょっとした配慮
そして極めて実際的な「七つの原則」が書かれています。

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる『その常識』を科学する」を読んだ時には
「七つの原則」がなんであるのか、あまり分かりませんでした。
本書を読み終えて、よく分かったかと言われると
・・・「分かった!」と明言はできないかも。
イマイチ自分の頭の中で消化できていないので、自分のためにまとめることにします。

まず「七つの原則」とは何ぞや?ですが

1. 二人で「愛情地図」の質を高めあう
2. 相手への思いやりと感謝の心を育てる
3. 相手から逃げず真正面から向き合う
4. 相手の意見を尊重する
5. 二人で解決できる問題に取り組む
6. 二人で行き詰まりを乗り越える
7. 二人で分かち合える人生の意義を見つける

だそうです。うーーん。
どの原則も、夫婦が 2 人で何とかしなくてはできないことばかりで
夫婦の一方だけが夫婦生活の改善を望んでも、それは難しいということが
よく分かりました。何というか、この 7 つは原則ではなくて
どちらかというと方法のように思えます。
原則はたぶん、「夫婦がお互いに 2 人の関係を良くしたいと願うこと」
なんじゃないでしょうか。
これがないと、相手への思いやりと感謝の心なんて育ちませんし
空気を吸うように相手の意見を尊重できる人なんていないと思います。

本書で明らかにされた、亭主関白だと 81% の確率で夫婦生活が破綻する、とか
すべての夫の中で、家庭生活に順応できるのは約 35%(昔はもっと低かった)
というデータには、びっくりしました。
14 年間追跡して導き出された結果がこれ、ということは
結婚生活を成功させるのって、至難の業ですよね。
むしろ破綻するのが普通?
結婚するときに、最初から破綻すると思ってする人は、ほとんどいないと思いますが
データに「ほとんど破綻する」と出ているのが分かっていたら
私ももっと結婚に慎重に・・・なったかな?どうだろ。
よく考えたら、結婚した当時、この結婚が成功するかどうかすら
考えていなかった気がします。もしかしてバカだったの?



結婚生活を成功させる七つの原則

結婚生活を成功させる七つの原則

  • 作者: ジョン・M・ゴットマン
  • 出版社/メーカー: 第三文明社
  • 発売日: 2017/08/07
  • メディア: オンデマンド (ペーパーバック)



コメント(0) 
共通テーマ:

子爵の贈り物 クリスマス・ストーリー [活字中毒のトモ]


子爵の贈り物 クリスマス・ストーリー

子爵の贈り物 クリスマス・ストーリー

  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • メディア: Kindle版



子爵の贈り物 (ハーレクインコミックス)

子爵の贈り物 (ハーレクインコミックス)

  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2015/12/13
  • メディア: Kindle版


こちらは「子爵の理想の花嫁選び」でハヴロック卿の花嫁を探すために、
花嫁の条件リスト作りに参加させられた友だちのうちの 1 人
チェプストウ卿が主人公のお話です。

結婚せざるを得なくなった哀れな友人、ハヴロック卿の
花嫁探しを手助けしたチェプストウ卿でしたが、
彼は本来結婚して人生を縛られることなど大嫌いで、逆にただ楽しいだけのことが大好き。
ハヴロック卿を手助けしただけなのに、自分も結婚をしたがっていると
周りに思われるのが嫌で、知人のバドワーズ卿夫妻から
クリスマスの招待を受けたのを幸いに
チェプストウ卿はロンドンを逃げ出したのでした。
ですがバドワーズ卿の家には、チェプストウ卿の妹の親友である、
ハニーサックル・ミラーが、家庭教師として住み込みで働いていました。
彼女は昔からチェプストウ卿にいつも冷たかったのですが、再会して彼女を良く知るうちに
チェプストウ卿は恋に落ちていきます。

このお話はコミックの方が好きです。
原作だと、チェプストウ卿はなんとなく自分よがりの印象で
ハニーサックルの気持ちを本当にきちんと考えているのか、分からないです。
ハニーサックルをよく見ると、意外と美人で、ナイスバディだということが分かって
何とかモノにしたいと頑張っている軽率なお兄さんの印象がぬぐえません。
しかも「子爵の理想の花嫁選び」で作った「理想の花嫁のリスト」に
見事に引っ張られているというか
無意識にハニーサックルをリストに当てはまるかどうか、
判断しているところが恐ろしいです。
あのリスト、女性に見せたら一瞬で殴られるほどひどいリストでしたよ?
チェプストウ卿、アンタ本当に大丈夫?

幸いなことに、あのリストはチェプストウ卿の手元にはないので
彼がこのリストの話をハニーサックルにしなければ、
2 人は幸せに暮らせるかもしれません。
だけど軽いチェプストウ卿と考えなしのハヴロック卿のことですから
そんなシーンはないにもかかわらず、
お互いに夫人を紹介しあった時に、余計なことを口走る場面がリアルに想像できました。

こうなると、リスト作りを手伝った別の友人たち(アシェンデン伯爵とモーガン氏)
のお話もぜひ読んでみたいのですが、どうやら出ていないようですね。
待っていたら、そのうち書いてもらえるかしら。



子爵の贈り物 クリスマス・ストーリー

子爵の贈り物 クリスマス・ストーリー

  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • メディア: Kindle版



子爵の贈り物 (ハーレクインコミックス)

子爵の贈り物 (ハーレクインコミックス)

  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2015/12/13
  • メディア: Kindle版



コメント(0) 
共通テーマ:

子爵の理想の花嫁選び [活字中毒のトモ]


子爵の理想の花嫁選び ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル

子爵の理想の花嫁選び ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル

  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2015/09/05
  • メディア: Kindle版



子爵の理想の花嫁選び 1 (ハーレクインコミックス)

子爵の理想の花嫁選び 1 (ハーレクインコミックス)

  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2017/06/29
  • メディア: Kindle版


こちらは原作の方がお薦めです。
コミックは作者さんの好みで割愛された設定がいくつかあるのですが
私はその設定があった方が好きで、つながりもいいと思いました。

独身生活を楽しんでいたハヴロック卿が、突然結婚を思い立ちました。
でもそれは、半分しか血のつながりがない妹を引き取るには
独身だと都合が悪いからです。
ハヴロック卿は、友人のアシェンデン伯爵やチェプストウ卿、モーガン氏に頼んで
花嫁を紹介してもらおうとします。
その花嫁の条件はとんでもないものでした。
「持参金は不要、美人である必要はない、子供好きで慎み深く
結婚に愛情を求めない女性。親戚は少なければ少ないほど可」
このような女性に出会うために、ハヴロック卿はモーガン氏のつてで
承認のクリマー夫妻が開催したパーティへ連れて行ってもらいました。
そこで出会ったのが、両親を相次いで亡くした、天涯孤独なメアリーでした。

このクリマー夫妻というのは、「伯爵の花嫁候補」で
片田舎からロンドンに出てきたヘンリエッタの面倒を見てくれた
レッドベター家と、仕事の上で付き合いのあるお家のご夫妻ですね、たぶん。
レッドベター家のミルドレッド嬢とクリマー家の息子さんが婚約していましたね。
面白いところで話がつながっていることが分かり、
アニー・バロウズさんの作品をもっと読んでみたくなりました。

話を読んでみたところ、ハヴロック卿は今まで、
自分から女性に恋をしたことなんてなかったのでは?
メアリーの繊細な女心を何度も踏みにじっているのはそのせいだと思いました。
またメアリーも、父がモラハラ男だったので、
彼女の持つ男性のプロトタイプがひどすぎます。
ゆえに、文句を言ってはいけないとため込みすぎる人だったんですね。
組み合わせが悪かったと思いました。

そして最終的には家出をしたメアリーをハヴロック卿が迎えに来て
仲直りし、めでたしめでたし・・・となりますが
妹大好きのハヴロック卿の性格がすぐに直るとも思えず
本当に一緒に帰ることにしていいの?メアリー。
また寂しい思いをすることにならなきゃいいけど
・・・とちょっと心配になった私でした。



子爵の理想の花嫁選び (ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル)

子爵の理想の花嫁選び (ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル)

  • 作者: アニー バロウズ
  • 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン
  • 発売日: 2015/08/28
  • メディア: 新書



子爵の理想の花嫁選び 2 (ハーレクインコミックス)

子爵の理想の花嫁選び 2 (ハーレクインコミックス)

  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2017/06/29
  • メディア: Kindle版



コメント(0) 
共通テーマ:

ヒトは「いじめ」をやめられない [活字中毒のトモ]


ヒトは「いじめ」をやめられない (小学館新書)

ヒトは「いじめ」をやめられない (小学館新書)

  • 作者: 中野 信子
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2017/09/28
  • メディア: 新書


脳科学者、医学博士、認知科学者の中野 信子先生の著書。
この方の著書を読むのは初めてでしたが、もう読まないと思います。

タイトルのヒト(片仮名)から推測すべきでした。
この本は一貫して「人間というものは、基本的にいじめをやめられない」
という観点で書かれています。
何をどうしても、人間はいじめをしないようにはならないらしいです。
というのも、人間がいじめをする原因は、愛情ホルモンの「オキシトシン」であり
このホルモンは愛情を深める一方でいじめを助長するのだそうです。
いじめの原因だからといって、
ホルモン療法などで効果をなくしてしまうわけにはいかないと。
また安心ホルモンの「セロトニン」や快楽物質「ドーパミン」も
周りの人と違う人を排除したり、
間違っている人を正すと落ち着きや快感をもたらすことから
いじめの原因となるそうです。
つまり「他人を社会的に排除する」行為は、人間が生物として
生存率を高めるために身につけた「機能」なのだそうです。
いじめがなくならないのは、そこに何らかの必要性や快感があるからなのだとか。

・・・ちょっと待て。人間のこんな基本的な仕組みを言い訳にして
いじめはなくならないと決めつけるってどういうことなの?

百歩譲って、ヒトが他人をいじめる原因がそこにあるとしても
そこまで分かっているのだったら、
防止するような手を考える方向に持っていけませんかね?
いじめはホルモンのせいなの、だから絶対なくならない
って、こんなことを本に書いて堂々と言い切ってしまうことこそ
究極のいじめではないですか?

犯罪だって、なかなかなくなりませんが、
「なくす方向で」色々と試行錯誤が繰り返されていますよね。
いじめだって同じように、
あきらめないで「なくす方向で」試行錯誤すべきことだと思います。

一応最後の方に「なくす方向で」のアドバイスがいくつか書かれています。
クラス替えを頻繁に行い、科目ごとに習熟度を分けて授業を実施することで
人間関係の記簿化を図ったり、
構内に監視カメラを設置したり、学校に警察権を導入することなどを提言されています。
これらについては基本的に賛成です・・・というか、まだ本でこんな提言がされているに
とどまっているという事実にびっくりです。
こういう対処法を実施しながら、脳科学的に何らかのアプローチがされるように
研究が進められている、という状況であれば、もう少し賛同できますが
人間の構造的にいじめは排除できないから、学校に監視カメラつけようぜ?
うーーん・・・もうちょっと根本的な解決策はないんですかね。
たぶん違和感のもとはココ↑にあります。
いじめの対処策が監視カメラの設置や警察権の導入であれば
脳科学いらないじゃないですか。



ヒトは「いじめ」をやめられない(小学館新書)

ヒトは「いじめ」をやめられない(小学館新書)

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2017/10/03
  • メディア: Kindle版



コメント(0) 
共通テーマ:

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する [活字中毒のトモ]


残酷すぎる成功法則  9割まちがえる「その常識」を科学する

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する

  • 作者: エリック・バーカー
  • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
  • 発売日: 2017/10/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


元ネタはブログ "Barking Up The Wrong Tree" であるようです。
ブログが書籍化される前から、日本の出版社が翻訳権を取得していたらしい
超人気ブログです。このブログでは、巷で一般的に言われていることが
さまざまなエビデンスをもとに検証されています。
例えば、この記事を書いているときにブログを見たところ
瞑想を利用して良い選択をする方法」が紹介されていました。
普通の成功本だと、「瞑想をすることで成功を引き寄せるんだ」
みたいなことだけが書かれますが、このブログではさまざまなエビデンスを使って
本当に成功を引き寄せることができるか、とか
本当だとしたらそれは科学でいうところのどのような効果・現象であるのか、
などが明らかにされます。

確かに面白い本でした。
仕事で成功することとエリートコースに乗ることは、必ずしもイコールではないとか
親切な人は仕事で損をする、でも同時に人生のレースで一着になるのも親切な人である
などの事実が、統計上の数字や実験で得られたデータなどをもとに、明らかにされています。
445 ページもある分厚い本なのに
途中で興味が衰えずに読み続けることができましたし
本に付箋をいっぱい貼って、本の中でエビデンスとして紹介されていた映画を
Amazon でレンタルして観たり、参考文献をいくつか購入したり
紹介された心理学者の公演を TED で視聴したりしました。

受け取る以上に、人に与えようとするタイプの人のことを、
作者はギバー(giver)と名付けています。
ギバーの多くは人生の敗者ですが、一部はものすごい成功者だそうです。
言われてみればその通りというか、通勤途中で病気の人を介抱して遅刻する人は
それだけだと仕事での評価は微妙でしょうが
その人がものすごいスキルを持っていて、同僚に、さらには会社の枠を超えて
同じ分野で頑張っている人たちに、そのスキルを惜しみなく提供するような人なら
必ずその分野で成功者になれます。
このように、よくよく頭で考えてみれば、ごく当たり前の事実が
エビデンス付きで分かりやすく語られている、そういう本です。

そうそう「引き寄せの法則」を使って、
欲しいものがもうすでにこの手にあるようなイメージを思い描くと
脳はそのイメージに満足して「もう願いはかなったから、いいのね」と
思ってしまうんだそうです。ダイエット後のほっそりした自分の姿をイメージした人は
ネガティブなイメージを思い描いた人よりも、平均 10 キロも体重の減りが少ないとか。
どうりで私の夢は何も叶わないわけだと思いました。
成功イメージを実現させた人って、執念の人というか
ものすごくあきらめが悪い人なんですね、きっと。



残酷すぎる成功法則

残酷すぎる成功法則

  • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
  • 発売日: 2017/10/24
  • メディア: Kindle版



コメント(0) 
共通テーマ:

追憶のひと [活字中毒のトモ]


追憶のひと

追憶のひと

  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2016/02/01
  • メディア: Kindle版



追憶のひと (ハーレクインコミックス)

追憶のひと (ハーレクインコミックス)

  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2017/05/14
  • メディア: Kindle版


こちらもコミックが素敵だったので、原作を読んでみました。
結論から言いますと、どちらも素敵です。お薦めです。

ヒロインのシビラが幼いころに、隣に住むトマス老人のところへ
孫息子のギャレスが引き取られてきました。
ギャレスはシビラより 7 歳年上。最初のうちは子ども同士楽しく遊んでいましたが
そのうちシビラはギャレスに恋をするようになりました。
ですがシビラは聞いてしまったのです。ギャレスが祖父に
「シビラに恋をされても迷惑だ」と伝えているところを。
それ以来、シビラはギャレスを避けるようになり、ギャレスもアメリカに去りました。
ですが 10 年後、トマス老人が亡くなり、彼の会社を継ぐために
ギャレスが帰国します。

ひたすらピュアなお話で、実際にはないだろうと思えます。
タイトルは「追憶のひと」ですが、全然追憶になってない。
原題は "Stranger from the past" だそうです。
うーん・・・なんというか、ヒロインの気持ちが全く切り替わっていないのが
よく分かるタイトルですね。
原題のとおり、シビラはギャレスのことを忘れようと努力しているのに
10 年経っても全然忘れられないのです。
それどころか、再会してますますギャレスを好きになっています。
そのせいで、新しい恋もできなかったようです。ものすごくピュアな女性ですね。
お話では、ピュアなシビラにギャレスも応えてくれるのですが
現実の世界ではこうはいかないだろうな・・・と思いました。
ハーレクインロマンスってこういうところが好きです。
現実にはあり得ないような展開で、最後には必ずハッピーエンドになる。
時代劇のように安心して読めます。



追憶のひと

追憶のひと

  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2016/02/01
  • メディア: Kindle版



追憶のひと (ハーレクインコミックス)

追憶のひと (ハーレクインコミックス)

  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2017/05/14
  • メディア: Kindle版




コメント(0) 
共通テーマ:
前の10件 | - 活字中毒のトモ ブログトップ