歴史からの伝言 [活字中毒のトモ]
佐藤 優さんの本を読みたいと思って Amazon で検索をかけたときに
ヒットしたのがこの本です。
中を開いてみると、
・近衛 文麿首相のブレーン、尾崎 秀実の軌跡
・昭和天皇の終戦時までの思い
・日米安保と沖縄
・ポスト安保
・原 敬時代の政治
・極右政治家平沼 騏一郎が活躍した時代
・経済ブロック化(幕末と TPP)
といったお題で、加藤 陽子さん、佐藤 優さん、福田 和也さんの 3 名が対談をしています。
この 3 名、みんな同い年なんですね。
最初から同学年の人たちで語り合えるように、セッティングされたのかしら?
ま、それはともかく、この 3 名、
大学教授だったり、外務省の一線で活躍されていた人だったりするので
皆さんなんというか・・・文学ヲタです。
そうとう多くの本を読み込んでいらっしゃるし、知識が半端ない。
そして、その知識を披露し(つまりウンチクをたれながら)
もう死んでしまった人たちをお題にして、この人は当時こんなことを思っていたに違いないとか
こういうことがあったから、その後の行動がこうなったんだろうとか
実際には見たことのない史実について噂話をしている。
そんな印象を持ちました。
佐藤さんなんて、実際に見たこと、会ったことのある人ですら
仕事はできるのに、人望はない人だ、とか
ボロクソに言っていましたね。
こんな悪口みたいな文章を一般に公開して、名誉毀損で訴えられたりしないのだろうか・・・?
ちょっと不思議です。
史実について意見を述べるというお題がありますから本になりますが
お題がなければ、単に人のうわさ話、
本人のいないところで盛り上がる悪口大会みたいな印象を持ちました。
ま、こうやって本人のいないところで
読んだ本の感想をあけすけに書くのも似たようなものかもしれませんので
私がどうこう言うことではありませんが
お金を払って本を読んだ身としては、あまりお奨めはしない、と書いておきます。
タグ:歴史からの伝言
進研ゼミ [ぽんちゃんと私]
娘がやりたいんだそうです。
娘: 「ゼミを始めた友だちの、期末テストの結果がとっても良かったってば。
ひーぽんもやりたい」
うーーん。
友だちは、独りでコツコツ勉強するのが向いていたから、
ゼミで成績が上がったんじゃないのー?
ひーぽんはきちんと課題をこなせるんでしょうねー?
と言いましたら、
・学校に提出する「がんばりノート」を、1 日 2 ページから 1 ページに減らし
(今まで、頑張ってノルマの 2 倍提出してたらしい)
浮いた時間をゼミに当てる
・英語のワークブック は、引き続き毎日少しずつ解いていく
というプランを自分できちんとまとめてきました。
企画力、プレゼン能力、少しはアップしたか?
そこで、画像にあるとおり、ベネッセにおためし問題集を送ってもらいました。
テキストから 5 教科の内容が少しずつ抜粋されていて
その問題を解いてみれば、自分がハイレベルコースについていけるのか
スタンダードコースにしておいた方がいいのか、分かるようになっています。
まずはこれを全部解いてみて、娘がやっていけるかどうか確認してみました。
すると毎日 2 ページずつ、きちんと問題を解いて、頑張っているんですね・・・。
そして 1 冊すべての問題を、本当に解いてしまいました。
さらに、前述の友だちが家にやってきて、私を説得にかかります(^^;
友だち: 「私が実際にやってみて、成績が上がったから
きっとひーぽんにとっても良い教材だはず!」
・・・お前ら、ひょっとしてグルになってないか?
営業能力もアップしたようですね。
そんなこんなで、しぶしぶ、1 年分だけ教材を申し込んでみることにしました。
2 ヶ月から試せるようですが、年間一括払いにしてしまった方が
一月ごとの受講料が安いのです。
確かに娘は、毎日がんばりノートを仕上げるのに、ものすごい時間がかかっていましたから
この教材を使って効率的に勉強できるようになれば、お得かもしれません。
さて、年間受講料 63,000 円のコストパフォーマンスやいかに・・・?
スポンサーとしては、どのような結果が出るのか、非常に興味があります。
タグ:進研ゼミ
残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 [活字中毒のトモ]
「世界にひとつしかない「黄金の人生設計」」を買ったときに、
橘さんの本をまとめていくつか買っていました。
「世界にひとつしかない「黄金の人生設計」」があまり良本とは思えなかったので
読まずに古本屋行きの予定だったのですが
Amazon から新しい本が届くまでのつなぎとして、読んでしまいました。
この本は、タイトルがもう意味深ですね。
確かに今日の世界は、頑張っても幸せにはなれるとは限らない、残酷な世界です。
それでも生まれて来てしまったのだから、何とか死ぬまで生きていかないとね。
で、こんな普通の人は、これからの世界をどのようにして生きていったらいいのか?
タイトルだけ見ると、その答えが本の中に書いてあるような錯覚に陥ります。
そして、裏切られるんですが(爆)
結局、勝間 和代さんなどは、努力して勉強すればより高いお金を得る職業に就けるとか
とにかく「やればできる」を 売りにされていますが、
「やってもできない」人がたくさんいる、という指摘までは鋭いと思いました。
ですが、じゃあ「やってもできない」人たちは
どうやってこの世の中を生きていったらいいのか?という
私が一番欲しかった質問への答えについては
「やってもできない」という事実を認め、誰でもできるマックジョブをしぶしぶやるしかない。
それがイヤなら、自分の「好きなこと」をやって、多くの人に評価してもらえるようになれば良い。
今までの生き方と、なんら変わらないじゃないですか。
そう、ただその「好きなこと」が人に評価してもらえないだけでww
「好きなこと」はあくまで「好きなこと」なので、
人に評価され得るかどうかは分かりませんよね。
多くの人に評価してもらえるようになれ・・・って簡単に言われても
評価を気にせず楽しんでやるからこそ「好きなこと」じゃなかったんでしょうか?
確か、本にもそう書いてあったような気が。
アホらしい。実にアホらしい。
時間つぶしとはいえ、この本を読んでしまったことを後悔しました。
(だから、やめておけば良かったのにね・・・)
国家の自縛 [活字中毒のトモ]
「国家の罠」を読んだときにかなり面白いなと思ったので、本書も購入していたのですが
3 年も寝かせていたようです。
こういう本は、興味があるときに読むと面白くて、あっという間に読んでしまいますが
世界情勢なんて考えたくもないときは、放置が続きます。
そしてその間に、情勢はすごいスピードで変わっていき
本を読む頃には時事ネタがすっかり「過去の出来事」になってしまっています・・・。
ダメですねぇ。
本書にいたっては、寝かせている間に文庫本まで出てしまいました。
どうせ読むなら、こっちを買ったほうがよかった・・・。
さて本書は、2005 年に発行されていますので、今から 7 年前にはネタが新鮮でした。
7 年前というと、娘がまだまだ小学 1 年生のかわいい子どもだった頃で
そんなに前のこと、何があったか覚えていない・・・と思って Wikipedia も見てみたんですけれど
結局、2005 年がどのような年であったのか、あまり記憶が蘇ってきませんでした。
しかも、著者の佐藤さんはその間に外務省をクビになってフリーになっていらっしゃる。
当時とあまりにも状況が違いすぎます。
こういう本は、本当に、買ったらすぐに読まないといけません・・・。
この本は、産経新聞の、現在は常務取締役でいらっしゃる斎藤 勉さんが佐藤さんと対談して
内容をまとめた本です。
対談ですが、斎藤さんの質問は短くまとめられていて
まるで佐藤さんが独りで話しているかのように、とうとうと進んでいきます。
対談なのに、一人で書いた本のようです。
新聞社の方だけあって、まとめ方が上手だと思いました。
ロシアとの外交、私だったらこうするのに、とか
靖国問題に対して、中国にはこういう姿勢を貫くのが良い、とか
当時日本が直面していた外交問題に対して鋭いメスが入れられています。
どの問題に対しても、色々な側面から物事を見られていて
しかも「自分はこうする」と決めたらそれを律儀に守っていくような一本気の人
という印象を持ちました。視線がぶれません。
本当は、こういう人こそ外務省の一線で活躍していただきたいのですが・・・
こういう人だからこそ、クビになっちゃったんでしょうかね。
世の中上手くいきませんね。
時事ネタとしてはすっかり古くなってしまって、面白くなかったのですが
佐藤さんの時代を読む視点がすばらしいと思ったので
彼の近著を読んでみることにします。
もし、日本という国がなかったら [活字中毒のトモ]
メルマガ「ロシア政治経済ジャーナル」の管理人、北野 幸伯さんが、
1/25 付けのメルマガ で「名著だから、是非読んで」と紹介されていた本です。
本書を読むまで、著者のロジャー・パルバースさんを私は全く知りませんでしたが
演劇や演出の方面で活躍されている芸術肌の人のようです。
そして、大学で教授もされてらっしゃるのですね。多才な方です。
スプートニクを見て以来、ロシアに憧れてロシア語を学び
ポーランドに留学までしたアメリカ人パルバースさんは、
そこでスパイ疑惑にかけられ、失意のうちに帰国します。
そんな彼に届いたのは、ベトナム戦争への徴兵のお知らせ。
徴兵から逃れるため、彼は国外脱出を決意したのでした。
そして向かった先が、何も知らない国、日本。
ですがそこで彼は、たくさんの人に助けられながら何十年も暮らし
日本の文化に溶け込んでいったのでした。
そうしてお書きになられたのが本書というわけですが
例えば、私が沖縄にこれから数十年住んだとして
「もし、沖縄という島がなかったら」みたいなタイトルで本を出すかというと
そんなおこがましいことないだろうと思うので、ちょっぴり不思議な気持ちで読みました。
これは外国人から見た日本論?・・・というには日本のことをとても良くご存知で
日本を愛されているのが伝わってくるのですが、だったらなぜわざわざ
日本人でもない彼が「日本ってこんなにいいところがあるんだから、頑張ってよ」
みたいなメッセージを伝えたいのかが良くわかりませんでした。
そんなこと、言われなくても、日本人はたぶん分かっているんじゃないかなあ。
まあ、一応日本人である私も、きっぱりと断定はできないわけですが。
昨年の大震災の際に、非常時の日本人の礼儀正しさが海外で話題になったというニュースを
Web でたくさん見かけましたが
みんな本当にそんなことを話題にしていたのかどうか分からないというか
もし本当に話題になっていたとしても
「人が金庫で大切に保管しているお金を盗まなくて偉いね」とか
もっと言えば「毎日朝独りで起きて偉いね」レベルの
何言ってんの、あたりまえじゃん?ということを「良いこと」として話題にされているのが
アホらしいと思ったのですが、
本書を読んで、それに近い感覚がありました。
日本に長く暮らした外国のおじさんのエッセイだと思って、軽く読むのがお奨めです。
ゆるめてリセット ロルフィング教室 [ヘタレの健康]
So-net ブログにてインドと本を主なテーマに良質なブログを書いていらっしゃる
Sanchai さんの記事 を読んで購入した本です。
身体の筋肉を緩めることによって良いバランスを取り戻し
疲れた身体を楽にしようというのがロルフィングの試みであるようです。
野口 晴哉先生の大ファンである私は「身体を緩める」という言葉だけに反応して
本書を購入してしまいました。
自分の呼吸や背骨の伸縮が、どのようなものなのかを意識して、気づいて
それを正しい状態に修正するためのエクササイズが載っています。
この本では、日曜から初めて次の土曜に一連のエクササイズが終われるように
プログラムが組まれており
1. 呼吸
2. ひざ下
3. 腕と腰
4. 骨盤と下半身
5. お腹と大腰筋
6. 仙骨と背骨
7. 顔
の順番に筋肉を緩めていきます。
で、昨日ようやく 7 日目のエクササイズが終わったのですが
効果のほどはといいますと、
確かにエクササイズの後は筋肉もほぐれたような気になりますが
翌日会社に行って、パソコンに向かって黙々と仕事を続けると
やっぱり身体のいたるところの筋肉が硬くなって、元に戻ってしまいます。
↑こういうことに気づけただけでも効果はあったと思うのですが
エクササイズをやったからと言って、即座に快調に毎日が送れるわけではありません。
エクササイズ後は確かに、筋肉が緩んでいるのです。
でも仕事によって身体にかかる負荷が、
ロルフィングで得られる緩めの度合いを超えているようです。
やっぱりパソコンばかり見て仕事をしていると、身体のいろいろな部分が緊張しているのですね。
太ももとか頭の筋肉もガチガチに固まってしまっているのが良く分かって、ちょっとゲンナリしました。
割と面白い結果だったので、
日本ロルフィング協会のサイト も見てみたのですが
沖縄にはプロのロルファーはいないようであるのと
プロのロルファーに施術を頼むとかなり高額であるらしいのとが判明しました。
実際にロルファーに施術をしてもらうよりは、自分でもう少し効果を試したいので
こんな本を買ってみました。
朝ヨガをやっている時間を、こちらのボディワークにあててみようと思います。
どんな結果が出るか・・・面白い効果がありましたら、またアップします。
世界にひとつしかない「黄金の人生設計」 [活字中毒のトモ]
一月くらい前に、沖縄タイムスの週刊情報紙「ほーむぷらざ」でこの本が紹介されていました。
紹介されているのがファイナンシャル・プランナーの方で
「初版から 10 年以上経っても色あせない情報が満載」みたいなことが書かれていたので
どのような内容なのか気になって購入しました。
「持ち家と賃貸はどっちが得?」
「生命保険の仕組み」
「年金と医療保険について」
など、今となっては割と多くの人が知っているであろう情報が掲載されていました。
そして、最後まで読んでいくと、
日本を見限って PT(Perpetual Traveler: 永遠の旅行者)になって
海外に複数の住居を持ち、ごくたまに日本に帰ってきて
上手に節税しようよ、とかいう悪知恵が掲載されていました。
そしてこれからの世の中は年金とかアテにならないんだから
国に頼ればなんとかしてくれるだろう、という甘い考えは捨てて
ひとりひとりが経済的に自立した方がいい、と書かれているのですが
じゃあどうしたら?どうやって自立して稼げばいいの?という問いに対する答えは
そんなこと、私たちにはわかりません(知っていれば、とっくにお金持ちになっています)
・・・。
読めば読むほど不快になっていきました。
一体どこまで、人を馬鹿にすれば気が済むんでしょうか、この人。
この本を新聞社の情報紙で紹介したファイナンシャル・プランナーにも失望しました。
金融のプロの肩書きを持っているくせに、こんな本紹介しないでいただきたい。
ファイナンシャル・プランナーが全員この程度なら
私は生涯、自分の資産運用について彼らに相談しませんよ。
・・・あ、そういえば、我が父はファイナンシャル・プランナーでしたっけ。
でも父に資産運用の相談なんて、別の意味で、ないですね。
聞かなくても、回答は分かるからです。
提案される運用手法が手堅いのが分かりきっていますし、
海外での暮らしを推奨することもないはずです。
このように考えていくと、資産を「運用する」というのは
よほどの物好きでない限り、ものすごくストレスのかかることだと思いました。
だから、プロに任せてしまえば楽でいいんでしょうけれど、
今は他人に任せたら、どうなるか分からないので、
やっぱりストレス貯めながら自分で勉強するしかないのでしょうね。
・・・あ、その前に運用する資産を貯めないと。
Whitney, I will always love you. [ひとりごと]
私ごときが書くまでもないと思ったのですが・・・一晩たってもまだショックなので書いちゃいます。
本当に亡くなってしまったのですね。もうこの人の新しい作品を聴けることはないんだと思うと
心に大きな穴が開いたみたいです。
私が中学生の頃、ホイットニー・ヒューストンは
既に何度もグラミー賞に輝いたスーパースターだったので
当時縁あってカナダを訪問した際、ミュージック・ショップには彼女の作品が溢れていました。
日本と比べて音楽が安く手に入ったこともあり、彼女のカセットテープを購入しました。
そして、日本に帰ってから、テープが擦り切れるまでこのカセットを聴いて
英語を勉強しましたっけ。
彼女の歌を理解したいがために英語を勉強していたといっても
過言ではないかもしれません。
人生に少なからず影響を与えてくれた、大切な人でした。
安らかにお眠りください。
アメリカの次の覇権国はどこか? [活字中毒のトモ]
名城大学都市情報学部の教授、木下 栄蔵先生の著書。
ナゼこの本を買おうと思ったのか、今となっては謎なのですが
Amazon のカスタマーレビューを見ると、かなりな高評価です。
こういう時事ネタを題材にした本は、
買ってしまったならすぐに読んでおかないと、本棚で腐ってしまうので
(事実、腐った本がウチにはいっぱいあります)
届いてすぐに読んでみました。
・・・が、結論から言うと、微妙。
資本主義経済には、「通常経済」と「恐慌経済」の 2 つのサイクルがあり、
それぞれの特徴はお互い相反するものである。
だから、正しい時期に正しい経済政策を採らないと
一般的に良いと思われる政策でも、全く効果はない。
また、歴代の覇権国家を考察すると、覇権国家になれる 5 つの条件があることが分かった。
それは
1. 健全な通常経済のサイクルにあること
2. 過去にバブルの発生と崩壊を経験していること
3. 変革の経済を実行できること
4. 債権国であること
5. 民主主義国家であること
である。
そして現在、GDP の高いアメリカ、中国、日本、ドイツ、フランスを比較すると
次の覇権国家になれそうな、一番良いポジションをとらえているのは実は日本である
という結論が導き出されるのだそうです。
・・・。
国家としてのライフサイクルでは、明らかに下り坂にある日本が
本当に次の覇権国家になれるかどうかはなはだ怪しいところですし
そもそも覇権国家になって何の良いことがあるのか全く分からないので
この先生の理論は覆されることを祈っております。
ですが、TPP に加盟すれば、
加盟国の経済はみんな一緒にガタガタになるだけという意見には賛成ですし
世界のお金の流れはどんな要素で決まっているのかとか、
バブル崩壊で消えたお金がどこへ行ったのかとか
そういう疑問には分かりやすい解説で答えていただけていると思います。
全部で 189 ページしかないですし、図もたくさん掲載されていますから
あっという間に読めます。
意外と、経済のことに興味を持ち始めた中高生にお奨めかも。
あと、巻頭で三橋 貴明さんがこの本をお奨めしているので、
彼の本が好きな方だったら、読むとまた違った感想になるのかもしれません。
謎解きはディナーのあとで 2 [活字中毒のトモ]
娘が読み終わってから貸してくれました。
彼女は某アイドルグループのファンであることから、去年この本が原作のドラマを見て
すっかりこの作品が気に入った様子。
自分のおこづかいで 2 巻も買っていました。
文芸誌「きらら」に掲載されていた 5 話プラス書下ろし 1 話の、計 6 話が掲載されています。
今回も、麗子お嬢様がお嬢様らしからぬ言動とともに、執事の影山に事件を解決させてゆきます。
それにしてもお嬢様、執事に事件の内容をペラペラと話して大丈夫なのかしら?
そのうちクビになったりしないといいけど・・・と余計な心配をしてしまいます。
今回は、商売っ気溢れる帽子屋さんにも、事件について話していますし。
こんな刑事、ありえないです。やっぱり。
本書を読むまでは、ドラマを見て
「もともとチャラい話だとは思っていたけれど、ドラマになってさらにチャラさがアップしたような・・・」
と感じていましたが、2 を読んで感想が変わりました。
あのドラマ、意外と原作に忠実に書かれています。
原作の 2 巻が 1 巻に輪をかけて、チャラくなっていたのでした。
こんな下品で軽率なお嬢様、本当にいたらびっくりだわ。
軽い感じで読める本ではあるので、どなたにもお勧めです。
推理小説なので、人は殺されますが、グロテスクな描写はほとんどありません。
文章も分かりやすく、引き込まれます。
こんなにチャラい文章なのに、つい夢中になってしまって、
通勤途中であやうくモノレールから降りるのを忘れかけるほどでした。
本を読んでいて、他のことに神経を使わないなんて、ここ数年なかったことです。
それだけ、物語の世界に引き込む力が強い文章でした。
最近の小説って、みんなこんな感じなのでしょうか。
ここまでくだけた文章で書かないと、誰も読まないし、売れないってことかも・・・。
個人的には、最後に掲載されていた書下ろしの「完全な密室などございません」が好きです。
殺された画家の奥さんが変な人すぎて
モノレールの中であやうく噴出しそうになりました。
ちなみに、前作の「謎解きはディナーのあとで」については、こちら をご覧ください。



















